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【西山 琢馬】 2019.07.06/07 ニセコクラシック ITT & RR

3年連続で140㎞グランフォンド(という名のロードレース)と、初めてのITTに参加してきました。

〇リザルト:
・ITT:Men 40-44 9位/24人(Top +1:14:60)
・140㎞ グランフォンド:Men 40-44 6位/94人(Top +13:07)

〇7/6(土)ITT
グランフォンドの前日に行われる&今年からはUCI認定で距離も13㎞とそれなりの距離のTTとなったので、TTバイクを持っていないにも関わらずダブルエントリー。当日までグランフォンドに集中するためにDNSの選択肢もあったが、自分の弱い領域を強化するため、その領域での全体での自分の立ち位置を知るため、最近乗り換えたVengeが一昔前のTTバイク並みに空力がいいという辺りが出場を強行する理由となり、ろくに練習もできないまま前日を迎えた。

現地には金曜日の早朝入りし、受付及び試走を済ませ(TTの場合、RRより更に試走が重要だと痛感)DHバーを付けた即席TTマシンを準備し早目(?)の就寝。
当日はゼッケンを付けないでいいと思い込む(TTとRRで1枚しかゼッケンがない&前年の写真を見ても誰もつけているように見えなかった)トラブルにも早目の準備をしていた&チームメイト(タカミー)のサポートがあったので事なきを得てスタート地点に。

スタート台では恐怖心から身を任せられずフェンスにもたれかかる素人っぷり…

はい、TTスタートあるあるで踏みすぎました。まこっちさんの事前のアドバイス「最初はひたすら抑えるように!」を見事に無視して飛ばしすぎた結果2分でオールアウトし、そこからはひたすら我慢。
コーナーを迎えるたびのマイクロレストに歓喜し、ダンシングも織り交ぜながらそれなりの時間DHポジションで走り切れたと思ったのですが、Avg 39.3km/h 20分45秒でフィニッシュ。24人中9位という非常に微妙なリザルトで終わってしまったが、パワー的にもテクニック的にも概ね想定内の結果に妙に納得してしまったレースだった。
ただ、今後TTにはまる可能性も垣間見えてしまう楽しいレースだったのも事実。
無駄を極力排除して、ひたすら己と向き合いなが出し切るのは性に合っているのかもしれない。

同カテゴリーで優勝したのは3年前のニセコで知り合ったAndy。TTスペシャリストになってからRRでは一緒に走れたことなかったが、常にSNSやレース会場等で交流があったので、彼が優勝して心から嬉しかった。おめでとうAndy!

〇7/7(日)140㎞グランフォンド
翌日は通算3回目となる140㎞グランフォンド。
スタートはまだ試行錯誤しているようで、各種レースレポートにもあるように全組ドッキングしてからのリアルスタート。これはこれで良かったような危なかったような…

リアルスタートからパノラマラインまでは常に先頭が見える位置で走り、色んな人のアタック「もどき」やアタック(それなりのギャップ形成)を傍観しながら落ち着いてこなす。
下りでVengeの優位性を感じながら楽しんでいたのもつかの間で、例年通りパノラマラインの勾配が少しきつくなったところでトップ集団からズルズルと遅れ、第2集団を形成することに。毎年同じところで同じような事をしていて成長がない…orz

が、去年はその集団が機能し、平坦区間が終わるまでには先頭集団に追いつけたので、今回も淡い期待を持ちつつ集団をまとめる。しかしローテが機能せずスピードが乗らないまま2つ目の大きな上りに差し掛かってしまい、先頭に追い付くのは絶望的になる。
こうなるともうレースに参加しているのではなく、半分トレーニングライド。下りではVenge+フルームポジション(みんなはフルームっていうが自分の中ではサガンの方がイメージ強い)で後続を引き離し、登りではペースが緩む度に少しだけ上げる。
何度かアタックするも単独又はうまく回りそうにない2、3人にしかならないので素直に集団に戻る、を繰り返していると、残り10㎞ちょっとの地点で同じパックにいた三船さんが豪快なアタック。先頭にいた自分に「ほら!行くよ!!」と声をかけてもらったが、ありえない速度差だったので反応できず見送ってしまった…あの時ついていけばもう少し楽しい、出し切れたレースになってたかもしれない。

自分のグルペットは「完走目標」「去年の順位を少しでも上回りたい」という選手ばかりなので強度も上がらず、自分がするすると抜け出すとそのまま独走状態にということが何度か。パックに残った知っているメンバーがフタをしてくれてたらしいが、残りの平坦~緩い登り基調での距離を残して1対30では逃げ切れないと感じたので、少し逃げてはまた吸収されてを繰り返し最終局面に。
残り2㎞地点ではまこっちさん同行の奥様・お子様の声援をもらい元気になり、最後の登りにさしかかる。同じパックには8名ほど同カテゴリーの選手がいて、一人先駆けされ逃してしまったものの、最終ストレートの100m弱で3人を抜き、昨年同様カテゴリー6位でフィニッシュ。

永遠同カテゴリーの高岡さんや他強豪メンバーの離脱があっての6位。総合では40位ちょっとと、去年より若干悪い結果だし。参加者のレベルが上がってきているとは言え、自分自身はあまり強くなれていない感じは否めない。

しばしの休憩を挟んで、もう4か月しかないTdOまで気を引き締めてトレーニングを積み、日本のトップホビーレーサーとヒリヒリするような勝負ができるところまで上げていきたい。

引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!

最後に(Last but definitely not least)サポートしてくれたチームメンバー、まこっちさんファミリー、有給2日許してくれた会社、そして何より自分のわがままな趣味のために家を4日間も空けさせてくれた家族に心から感謝です。

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