【西山琢馬】2019.10.20川崎マリンエンデューロ 3時間エンデューロロード・ソロ 6位

例年に増してレース数が少ない中で沖縄前にトレーニングとして走れる貴重なレース。にも関わらず、分かりきっていた勝ち逃げに乗れず勝負に絡めず終わった。

自宅から35㎞ほどの距離で開催されるこのレースは自分のみでなく多数のチームメンバーにもアクセスが良く、複数のチーム員で走れる稀なレース。
いつも通り余裕を持って海底トンネルを永遠と歩き受付、試走を済ませ、同クラス（時間）参加の福田さん、ヤギ、佐藤君、荒井君などと並ぶ。

KOEを見送り、ローリングが終わるとすぐにペースを上げる。脚の感触は悪くない。
今回は前回のレース（自分はメカトラでDNF）でもできた確実な勝ち逃げに乗る事を一つの課題としていたので、脚を使いすぎずにブリッジかけたり逃げを試みたりする。
2周以上続く逃げが出来ないまま1.5時間ほど過ぎる。多少動いたこともあり「残り1時間ぐらいで動きがあるだろう」と勝手に憶測して、集団後方まで下がり休みながら補給などしているタイミングで勝ち逃げがいとも簡単に決まってしまう。完全にポジションを下げ過ぎた。自滅。
メンバーも絶対的。高岡さん、佐々木選手、公文選手等マークすべき選手が全員入っている。差はすぐに40秒程に開き半分諦めかけるが、風もあるしこちらはまだ大集団。集団のペースが落ちないように立ちまわっていると40秒、35秒、30秒とアナウンスからも2周で10秒縮められたことが分かるし、スライドする位置としても近づいているのが分かる。これで一気にやる気になり周りに発破をかけながら追走に力を入れようとした途端30名ほどいた集団がばらけてしまい、5人程に。これでは前を行くタダでさえ強い7人に追いつくのは至難の業。
万事休すかと諦めかけた残りタイミングでもやっしーが一人連れてブリッジ！これでまた俄然とやる気が。しかし「ここから7人対7人の力勝負！」と気合いれたのもつかの間、ローテが全く回らずすぐに2人減りまた5人に…
その後はラップを重ねるたびに先頭との差が開くのが目視できてしまい、ジ・エンド。後ろの集団に追いつかれないように必死に走り、最後はもやっしー含む3人いたKOE選手の勝負の邪魔をしないようにレースを終えた。

勝ち逃げが形成されてからも先頭と同じペースで走れるだけの脚は最低限あったので、勝負に関わりたかった。それができなかったのはポジションを下げてしまう地脚不足と経験不足。
しかしそのような問題点・改善点・改善方法をリアルタイムで伝達・指示・共有してもらえるチームにいるおかげでまた一つ良い経験が出来た。

一緒に走ってくれたチームメイト、走らせてくれた家族に感謝です。