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【RX西山】2023.11.12ツール・ド・おきなわ 140kmマスターズ 32位
2019年依頼4年ぶりのツール・ド・おきなわ。
140kmクラスに関してはまだ統一クラスだった2017年依頼の6年ぶりの参戦となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1700110965408-TQABPggVTX.jpg?width=800)
ここ数年&目標
コロナ過でレース(特におきなわ)がなくなってから一気にデモチし、走行距離も落ちたし何よりレースに参加をしなくなってしまった。
2022年:3,400km、0レース
2021年:14,000km、1レース
2020年:11,000km、0レース
今年も4月頃になんとなく「今年から通常に戻りそうなツール・ド・おきなわに出てみようかなぁ。狙うとしたら来年だけど立ち位置確かめるために」と思い立ち、2023年1月~4月の走行距離が1100kmとサンデーライダー以下の状態の中レースに向けてのトレーニングを再開した。
結果、半年でそこそこ乗りはしたものの以前と比べると乗っている時間は短いし強度は低い、なので仕上がりも悪い。更に周りのパワーはインフレしまくりという状態で全く目標の目途が立たなかった。
11月上旬の仕上がりぐあいを鑑みて現実的なところは
「羽地まで先頭集団で行く」~「50位以内で来年のシード獲得」
とイメージして沖縄入りした。
当日まで
木曜の夕方に現地入りし、いきなり福田さんと愛さんのおもてなしを堪能。ご馳走様でした。美味しかった~(写真無し)
今までいい結果に紐づいたルーチンは金曜完全休み、土曜刺激入れだったが土曜の天気が悪いしせっかく木曜入りしたという事で金曜は80kmほどを一人で試走。
ホテルから自走で淡々と走り羽地を下からトンネルまでだけ頑張ってから(まこっちさんとスライド)ゴールまで下りを確認して昼前にはホテルに戻る。
昼は沖縄そばでカーボローディングし、夜はチームメンバーで軽く(?)初チーイリチーの夕飯。
土曜日は多少の雨でも普久川を登りたいと思い雨がパラつく中国頭まで車を走らせ準備。完了して「いざ!」でヘルメットを忘れたことに気付き普久川は諦め、ホテル近辺のドライな登りで2分走・5分走で刺激を入れて感触を確かめて終わり。この日もお昼は沖縄そば@なかま食堂。
当日
140kmオープンの松尾君と乗り合わせてスタート地点近辺の駐車場まで移動。早めに準備してアップ、と思っていたが天気・気温を鑑みて車で朝食を食べたりアップオイルを塗ったりしてギリギリまで待機し、他の140kmチームメイトとスタート地点で合流。
![](https://assets.st-note.com/img/1700111606026-LvgS0Gi2DS.jpg?width=800)
今までは単騎でしか参戦したことない140kmだったので、話す相手・サポートの偉大さに感激。
みずちゃさんには大変お世話になりました。ありがとうございます!
番外編:補給食
今回はガッツリ狙っていたわけではないので全く拘らず自分用の備忘録的に。
セブンイレブンの羊羹×2:300カロリー
Activike Speed Gel:4本:440カロリー
Activike SW+GFW+パラチノース:300カロリー程度
補給でもらったドリンク:200カロリー程度(?)
の約1200カロリーを最終的に摂取。ゴール後お腹空いているとかもなくちょうどいい感じだった。140km・4時間であれば先頭でバチバチやってもこれぐらいで十分な気がする。
ちなみにガーミン的には4時間で3000カロリーぐらい消費したもよう。
レーススタート
140kmクラスは10分ぐらいで普久川の登りが始まり、そこで後ろにいると速攻レースが終わる可能性があるので先頭近辺まで上がるのが鉄則ということもありスタートから5分ほどでまこっちさんと一緒に集団半ばから先頭近辺まであがる。こんな時も(上手い)チームメイトがいると心強い。
特に落車もなかったし上手く立ち回れて脚を使わずに普久川に先頭で入る。
特に長めの登りが不得意の自分。置いて行かれない抑えるよう働きかける。
が数分経つとそんな努力も虚しく、すぐにSBC山本さん、BONDS山本さん等登りが得意な選手が被せてくる。が、普久川は集団効果が凄いので特に苦しくもなくアウターで登りつつ郷間さん・まこっちさんがいるのも確認し「これからチームでレースだ!」と嫌でも気分が高揚する。
レースエンド
「こんな時は特に冷静にならないと」とアウターでゴリゴリ気味になっていたのに気づいてインナーに…
「カチャン…ガシャン!!チャラチャラチャラ…」
「!!!!!????」
レースで初めてのチェーン落ち。
FDをアウターに戻しても乗ってくれない。このままでは変なところに落ちて嚙んだりして本当に復帰できなくなると思い止まる事を決意。
しかし先頭付近の真ん中辺りに位置していたので周りに大声で謝りながら集団が過ぎ去るのを待つ。
数十秒が永遠に感じる。
今考えると意外と冷静に道路の左端によってチェーンを手で戻し、恐る恐る再乗車。
先頭集団は全く見えず、そこから千切れた選手がチラホラ見えるだけ。
おそらくこの時点で70位ぐらいか?
登坂が得意ならそこから先頭を追うだろうが、今の自分ではそれは無理だし、オールアウトして追い付けなかった場合最低目標としていたシード権はおろか完走も危うくなると弱気になってしまった。
スタートから20分もせずに自分のレースは終了。
残りのレース(という名の練習)
優勝・先頭争いというレースは終わったものの、目標を完走・シード権獲得に切り替えペースで登る事に。
普久川の残りで乳酸地獄中のまこっちさんを始め同カテゴリーの選手を30人ぐらい抜いたと思う。
淡々と登り「一人で残り120kmは嫌だなぁ」とか考えていると頂上手前で練習仲間のSBC斎藤さん発見し合流。
奥までの北風を一人は嫌だったので助かった。
結局下ってから最初のアップダウン中に同カテゴリーが6人集まり、奥~2回目の普久川までの間はそのグルペットで進んだ。
スピードと前集団の大きさからしてこのグルペットで前に追いつくのは不可能だと思っていたので基本同調し、いかに速く・楽にゴールするかを念頭に集団をまとめる。
辛そうなメンバーに合わせて登りは抑え、平坦と下りで頑張って踏むということを繰り返し2回目の普久川に。
![](https://assets.st-note.com/img/1700097292670-yskkO9Pjg9.jpg?width=800)
Photo by Takasugi君(奥様?)
ピークを過ぎて補給所に向かうところで右コーナーのインに見慣れたジャージ・サングラスのSBC山本敦さんが車に運び込まれているのを目撃。
思わず
「クソ~~!!マジか~~敦さ~ん!!!」
と叫んでいた。
今年「も」敦さんの年ではなかったか。おきなわにかける想いを知っているだけに自分の事のように悔しかった。
一日も早い回復をお祈りしています。
あとで分かったがチームメイトの郷間さんもこの落車に巻き込まれてしまった模様。
補給所を過ぎるとさっきまで6人だったグルぺットも一人がだいぶ離れた後ろに見えるだけだがここで待ってパックで下手に下っても危ないし、学校坂で前待ちすればいいやと思い、安全に、でもなるべく速く一人で下る。
練習練習。
すると後続とは更に離れたようで、全く見えない。
ここまで同調してくれたメンバーなので待とうかとも思ったが自分はそれなりに踏めるし、これから同カテゴリーの選手がどれぐらい前からこぼれてくるか分からない。
なら行けるところまで行ってみようと、前だけ見て残り60kmのアップダウンを一人で走る覚悟を決める。
![](https://assets.st-note.com/img/1700097305450-iCdk46lhi5.jpg?width=800)
そこからは最後の羽地を登る力だけ残すようにして、ひたすら平地と下りで踏み、登りは攣らないギリギリのラインをダンシング多目で走る。
幸い(知っていたから一人で行くと決めたのだが)残りはほぼ追い風だったので大してスピードも落ちず淡々と距離をこなしていく。
前に青っぽいゼッケンが見えるたびに「140マスターズか?!」と期待するも中々落ちてこない。
「これはシード権も厳しいか?」
「いや、逆に考えると先頭は少数の精鋭集団しか残っていなく、シード権内で走っているのでは?」
そんなことをグルグル考えながら前からこぼれてくるまだ走れそうな別カテゴリーの選手にこのあたりのアップダウンの走り方を説きつつ(余計なお世話)後ろについてもらってグルペットを作ろうとするも平坦で千切れたり一つ坂を超えるといなくなったりと長時間一緒に走ってくれる人は一人もおらず、結局羽地まで一人旅だった。もちろん最後尾スタートの140マスターズなので誰にも抜かれもしなかった。
安部を過ぎたあたりで初めて見た140マスターズ選手に追い抜きざまに「前何人ぐらい?」と聞くと「15名ぐらい!」と返ってきたのでがぜんやる気になった。が、実際は先頭は更に20人ぐらいの集団もあった模様。
羽地は4倍ぐらいでチンタラ登りながら「結局2・3人ぐらいしか抜けなかったかぁ」なんて考えて頂上超えたら、結構な速度差つけて見慣れたジャージが追い抜いていくではないか!
「まこっちさん!マジで?!!」
普久川で見たひょこひょこまこっちさんはどこやら。いつものまこっちさんが戻ってて自分のことのように嬉しかった。
で、ご存じの通りここからの下りはまこっちショー。
自分はなんとか着くがここに飛び乗ろうとした何名かはすぐに千切れてった。
あぁ、まこっちさんの後ろでの下りとコーナーの安心感最高。
下りで数名同カテゴリーを抜き、最終コーナー曲がってからも2名ほど抜いたか。
最後出し切らせてくれたまこっちさんと仲良くゴール。
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結果は32位と最低目標のシードは獲得。
チェーン落ちしない練習をして、来年は表彰台?てっぺん?を狙います!
出来たら晴れの沖縄で…
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