教室の端っこで英単語帳読んでましたよ

僕には必殺技がある

違う。ビームとか剣術とかではない。心揺さぶられはするけど。

現代においてもっとも大事なスキルのトークスキルにおけるやつだ

知人に対して

初対面の人に対して

塾講師バイトでの生徒に対して

美容師さんに対して

なかなかウケるのではないかなぁと思う必殺の一言

それが

「教室の端っこで英単語帳読んでましたよ(笑)」

である。

これは何か。説明したい。

現大学生である僕が会話で話題に上がることの一つに、やはり「高校時代の思い出」がある。

人生において最高潮の時期。河原沿いで走ったり叫んだり寝転んだりするそんな時期。

そんなキラキラした時期のキラキラ思い出を語った後の僕の必殺技がこれである。

「まっ、僕はその時教室の端っこで英単語帳読んでたんですけど(笑)」

これを言うことで

「チョイチョーイwキラキラ思い出語っておきながら、お前は蚊帳の外かーいw謳歌してない側かーいwチョイチョチョーイwww」

とご機嫌になってくれることが多い。


この手軽さと安定感から僕はことあるごとにこの必殺技をぱなっていた。ぱなしまくっていた。


しかし、最近どうもおかしい。


どうもウケが悪くなってきたのである。

僕は焦ったかなり

トークスキルのないものにとって必殺技を外すのはほぼ死とイコール

こんな鬼スベリをかましてしまってはその後の空気に飲まれて二度と話を切り出すことができなくなってしまう

これはマズいとなぜ鬼スベリをしたか見た結果、それはどうやら単にこの必殺技が面白くなかっただけにすぎないようだった


同情していたのである

「わちくしは花の、バラ色の、青春、ハナバラシュンを送っていた、いましたのに、このオノコはなんて健気で殊勝なんでございますこと...わちくし笑えませんわ」

みたいな具合なんだろう

いや、違う。断じて違う。確かに高校時代にクラスの中心メンバーがワイワイしていた一方教室の端っこで英単語帳を読んでいたのは事実だが、そんなに同情されるようなものではなかった

休み時間などには他クラスの友達と廊下で談笑していた。話題はもっぱら、さっきのトイレは快便だったとか、あの真面目な髭面教諭は家では陽気に裸踊りをしているとか、そんなものだったが、楽しかったのは事実だ。

あと普通に英単語帳読むのも楽しかったし、教室の端っこで英単語帳を読みながら中心メンバーに負けないくらいニヤニヤ楽しくやってたんだ僕は。

あと、クラスにカワイイ子もいてその子みながらニヤニヤしてたしね。

それをなんだ哀れな目でみないでほしい

この必殺技は言うなればオチなのだ

落語は見に行ったことあるかね?

あれは、まぁ、話が超絶微妙でも、オチでは一応笑顔で拍手をするという、そんな暗黙の了解があるのだが

それとおんなじだよ

「まっ、僕はというと教室の端っこで英単語帳を読んでたんですけどね!」

(シ〜〜〜〜〜ン)

そんな落語をみたことあるかね!!

というかさ!

こちらは自虐として精一杯自身の高校時代を意味あるものにしようのしているのに、それまで否定されてはもう何も残らんのだよ〜〜〜〜〜!!

うわァァァァァ!!



はい。

えっと、只今の時刻2:19

なんか寝れないから書こ〜と思うて書き始めたが竜頭蛇尾の尻すぼみトンボになっちゃったので終わります〜


あと最近読んだ本で、夜中寝る前に書いた文書とか作品は翌朝みると愚かで恥ずかしい駄作になってることが多いらしいですね。

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