銀行は将来、どうなるのか?

さて、今週も似たようなニュースばかりでした笑

社会人の世界でほぼ毎日報道されていたのは、

・参院選
・米中、日韓の貿易摩擦
・セブンペイやリベラといった金融サービス
・5G等のテクノロジー関連情報

というあたりに非常にざっくりですが集約されそうです。

このうち、米中、日韓の貿易摩擦については
既に超基本情報をお伝えしました

また、5G等のテクノロジー系ニュースについては、
あまりに日進月歩なので、
そこにある根柢の考え方について
大人語講座の現場でお伝えすべきと考えます。
考え方さえ理解してしまえば、
どのような技術が今後出てくるのかというのは
ある程度予測できるようになりますので。

では、参院選について選挙の基本から
触れるべきかとも思いましたが、
今朝の新聞にもあった通り、
大学生は基本的には投票に行きませんので
これもこちらで書くのは不適切のように思えます。
とはいえ何も触れないのも微妙ですので、
「外大生のための情報照会LINE!」で
流れてきた、というか既に世の中的に
ある程度バズった争点解説ページを紹介します

とは言えなのですが、何度か取り上げている
某世界的コンサルタント
に言わせれば、                今更野党が何を言っても国民はそれほど
耳を傾けないであろうほどの無力さという…
また、年金や税金も金融庁でさえ理解できておらず、
そんななかでまともに議論できる人材は皆無。
憲法も9条という非常に狭い範囲のことしか
提示していないというお粗末さであり、
いずれも政策の議論を深くするには投開票まで
時間がなく、どの政党も印象勝負に出るため、
既に政策を論じる段階ではないという意見でした。

と、ここまで書いておいてなんですが、
皆さん一応可能な範囲で勉強して、
投票行きましょうね笑
仕組み等の基本的な話は、
また時間がある時にしましょう。
今回は色んな意味で優先度が低い気がします。

ということで、毎日報じられていた
セブンペイとリベラの話です。
こちらの方が将来的に潰しが利きそうな話なので
今日はこれらの話から、もはや人気はないですが
外大生の就職先としてそれなりに検討されがちな            銀行の未来の話もしていければと思います。

セブンペイは決済サービスで、
リベラはfacebookの独自仮想通貨です。
リベラも恐らくは国を跨いだ決済領域で
力を発揮しそうな気配です。

決済とは、要は「売買取引」、要は「支払い」ですね。

テクノロジーの発展によって金融の世界では
特に決済サービスの乱立状態となっていますね。
LINEペイとか、ペイペイとか、なんとかペイとか。
リベラなんかはお金そのものが電子化されるために
一歩セキュリティ面での間違いとか
犯罪に巻き込まれた日には人ひとりの人生が
大変なことになる恐れがあります。
さらには世界中に顧客基盤を持つfacebookですから
世界を跨いで金融犯罪が起こるとこれまた
大変なことになります。だからこそ、
こういう金融サービスを提供する会社には
国も深く絡みますし、顧客目線では「信頼」が
何より大事、という話になるんですね。

世界中ではそもそも
アンチGAFAの風が吹き荒れていますので、
ただでさえ金融サービスというのは
社会インフラなわけですから信頼が一番なのに、
世界的に信頼に足らないfacebookが
それをやろうとしているために
サービス導入までには長期戦が覚悟されている状況です。

では、そういうテクノロジー企業じゃなくて
想定的に信頼度が高い、いわゆる既存の銀行がやれば、
良い感じに丸く収まるのでしょうか?

そもそも未来の銀行はどうなっていくのか?

これは、数年前にテクノロジーアナリストの
泉田良輔氏がまとめていまして、
こちらで超シンプルに公開されています。               読んでいただければ未来の姿がはっきりします。
特に2ページ目の表が全てです。

この中で、個人との接点を持つモバイル型から
未来に向けた動きが始まると予言されており、
セブンペイやリベラのニュースは、
その通りの未来が到来していることを意味します。

モバイル型とクラウド型については、
機能的な面では既にテクノロジー企業に
分があると言わざるを得ないでしょう。
既存の銀行は築いた信頼を基に、
セキュリティ面での脆弱性を持つ
セブンペイやリベラと競合していくでしょう。
とは言え、当然のことながら大きな利益が
出るのはプライベートバンク型であり、
投資銀行型です。これらについては
テクノロジー系企業が足元にも及ばない
金融に纏わるコンサルティング知見や、
世界中を股にかける規模が重要です。
なので、この2つの領域については
従来の銀行が力を発揮できるところ、
となりそうですし、引き続き世の中的には
圧倒的に求められる銀行の機能です。

ちなみに地方銀行が近ごろヤバいといわれるのは
テクノロジーに投資できるほどの
体力がないためにモバイル型やクラウド型が厳しく、
規模的に投資銀行型も厳しいためです。
かろうじてプライベートバンク型の業務は
できると思われますが、顧客の預金が
都市銀行等へ逃げたらもう終了です。

さて、相変わらず簡単すぎる説明でしたね苦笑

それもそのはず、
世の中はテクノロジーの変化によって
ある程度動いていく方向感が決まっており、
その方向感を銀行にあてはめただけの話なのです。

では、銀行に限らず世の中全体がどのような方向感に
動いていくのか、という話はとてもじゃないですが
こちらで書くにはスペースが足らないために
大人語講座の現場でお伝えすることになります。
そこさえわかってしまえば、
今回のように特定分野での未来予測が可能になり、
課題解決が必要な際に必要な一つの視点や、
ニュースを見聞きする際の視点を得ることが
できるようになります。

次回はどんなニュースが報じられるでしょうか。
また来週もよろしくお願い致します!
(同じようなニュースが多い傾向なので
 その場合は更新しません苦笑)

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