テイルズオブベルセリアをやった感想。

前にやった「テイルズオブゼスティリア
その次回作のテイルズオブベルセリアをクリアした!

次回作であり、世界観が同じなだけあってゼスティリアに通じる設定、物語があったけどこのベルセリアは前作をやってなくてもこの作品単体でもぜんぜん楽しめる内容だった。
このベルセリアはゼスティリアの世界より過去であり、どれくらい昔なのかわからないけどどっちか1つだけ、とかやる順番などは自分で決めてプレイしてみてもいいと思う。
同じ世界観なだけあってゼスティリアを引用した感想になってしまう。

・ベルセリアとゼスティリア

このベルセリアでの敵キャラ、モンスターが「業魔」と呼ばれ、人間が穢れに侵される業魔病、これが未来のゼスティリアでは憑魔、憑魔病と言語は違うけど同じことではある。聖隷も、ゼスティリアでは天族、天族という雹気で普通は霊能力の高い人間にしか見えない存在だけどベルセリアではとある事件をきっかけにどんな人間でも見えるようになった。
ゼスティリアでの天族が、昔はどんな人間も天族と話して生活していた。とされ、天族と共に穢れを払う導師もたくさんいた。とされているがそれがベルセリアの世界でのことをさしているのかわからないがベルセリアの世界よりももっと昔の話である可能性は大きい。
歴史は全部語り継がれるものではないけどその天族と人々が語り継ぐ1つにこのベルセリアの物語があるのかもしれない。

ゼスティリアでの世界は人間の穢れによって世界が混沌としており、それを主人公である導師になったスレイが世界の穢れを払うような王道なストーリーに対し、ベルセリアは弟をころされた復讐を果たすストーリー。

ゼスティリアでは主人公の導師が穢れの元凶である「災禍の顕主」を倒すのだがベルセリアでは主人公のベルベットが後に人々から「災禍の顕主」と呼ばれ、復讐の相手は人々から「導師」と慕われる。

こうみると2作品の各キャラクターにて同じく呼ばれる名称でも違う道で対比できる。

ゼスティリアのスレイは純粋で、どんな人も救いたくてまさしく王道の主人公という感じだ。導師とあるが他のゲームで例えるなら「勇者」というのがふさわしいだろう。
ベルセリアで導師と呼ばれるアトリウスは世界観からみると業魔を退治してくれる正義の味方である。
でも最終的な目的は簡単にいうと穢れを産むのは人間の感情だからそれを全て奪うのが彼の計画だった。
人間によってアトリウスは妻子を失ったから、人間に絶望して、こういったことを成し遂げようとしてしまう。

スレイとアトリウスは同じ導師でも思考と言動が違い、スレイも身内を失うにしても絶望せずに世界を救った。アトリウスも世界を救うために行動するけどその結果がスレイと違うだけだったんだ。

・ベルセリアの好きなところ

ゼスティリアの次回作なだけあって映像がきれいなことはもちろん、バトルもベルセリアのほうがわかりやすかったまである。

キャラクターたちも好きで主人公ベルベットは左手が喰魔という業魔である。
とても中二病心がくすぐる能力だ。
メインキャラがほぼ、アウトローなキャラだけどへんに人間くさくて芯が通っているのが好きだ。そこに真面目ちゃんなエレノアだったりそんな一行から、精神、生き方を学ぶラフィセットも愛おしい一行だ。

・アイゼン

メインキャラの中に「アイゼン」という金髪の男性がいるんだけどそのアイゼンはゼスティリアをプレイしたらわかる、ゼスティリアのメインキャラの天族エドナの兄。

エドナの兄アイゼンはゼスティリアでドラゴンになっていてゼスティリアの仲間になるザビーダもこのベルセリアで登場してそれを思うと胸が痛くなるシーンがわりとあった。

ザビーダとアイゼンの因縁も、ゼスティリアの時もベルセリア時代もザビーダもアイゼンも思う所があって対決していったんだね…
「自分の舵を自分でとる」
穢れてドラゴンというモンスターになっても、流儀を貫いた男たちの結末だったんだ。


・まとめ ベルセリアをやってみて

初めにもいったけどゼスティリアの次回作で世界観は同じでもこれ単体でも楽しめる作品になっています。

こういったファンタジーゲーム、1つの長編アニメを見ているようで楽しくプレイできる。この作品の、このキャラの結末を見届けたくて物語を追い、まだ終わりたくないという感情もありますね。ストーリーがしっかりしていて操作プレイキャラの物語がちゃんとあるから愛着がわいて楽しめるんでしょうね。

テイルズオブベルセリア、とても良い作品でした。