くさくさしているだけ

自己肯定感が大切と言うけれど自己肯定ということを本当に理解できている人はどのくらいいるのだろうか?

私は理解できていなかった。

私は思考優位で自分の気持ちを無視する傾向がある。たぶん幼いときからずっとそう。

自分で自分を褒めるとか、自分で自分を好きになるとか、よくわからなかった。

思考の自分が思考の自分を褒めるとはいったいどういうことなのだろう。

わからなかったというよりも、染みてこなかったと言うのが正しいのかもしれない。

色々試行錯誤してようやく理解できたのは、自分の中に思考の自分とそれ以外の自分、例えば感情だったりとかそういったものを感じる自分がいるということだった。

思考の自分をインナーマザーと言ったり、思考じゃない自分のインナーチャイルドと言ったりする。

思考の自分がインナーチャイルドを癒やす、ということなんだろう。

私は思考の自分が本当の自分だと思っていた。

だから、何でもできると思っていた。

ただ、選択さえすればいいと思っていた。

会社員として働くのは嫌だが、会社員として働くという選択をすれば会社員の道にいられると思っていた。

でも、本当は嫌だと思っている方が本当の自分で、思考なんて自分の中の5%から10%のみを占める存在らしい。

そうするとたぶん、自分が思っている自分というのはかなり嘘がある。

というかほぼ別人かもしれない。

本当の自分の声を聞くというのは怖いと思う。

なぜかと言うと、全然論理的ではないかもしれないし、都合の悪いことがたくさんある可能性が高いからだ。

メリットのある方を選択出来ない可能性が高いし、社会的な評価を得られない方向に進んでしまうかもしれない。いい人にもなれない。

それでも結局は、自分というものにとことん向き合っていくしかないのだろうなあ。

自分のことならコントロールできると思っていたが、結局自分をコントロールすると自分が苦しくなるだけ。

心理学を学んでいた時に、自分を大切にするという必要さは嫌と言うほど聞いていた。

それでも、結局完璧にはできなかったから今もまだモヤモヤと悩んでいるんだろうな。

西洋占星術の勉強をしていても、結局インナーチャイルドを癒していくことが土台となるということだった。

人間は自分から逃げられないんだなあ…そんなことを思った。


6ミニッツダイアリーというものを初めて、1ヶ月ほど経った。

毎朝今感謝していることを書いたり、今日1日を素晴らしい日にするために何をするかというのを書いたりする。

色々なことに対して感じ方が変わるという効果をうたっているノートだったのが、正直あまり変わっていない気がする。

と言うか、私はこのノートを書くのが好きではない。

感謝すべきことはたくさんある、それは理解していても、感謝したくないという気持ちが出てきてしまう。

毎日嫌なことを我慢して行っているのに、なぜ無理矢理何かに感謝しないといけないんだ?と感じる。

今日1日を素晴らしく過ごすというのも、一体この1日で何をしたら素晴らしくなるのかということが想像できない。

準備して会社に行って好きじゃない仕事をして、帰ってきてたった1~2時間の自由時間を過ごすだけである。

朝起きたら非常に嫌な感情ばっかりだったので、ここに書いてみた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?