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福島第一原発 25トンの冷却水は建屋に漏洩 汚染物質も2024年8月14日, 00:53

東京電力福島第一原発の2号機で、放射性物質を含む水およそ25トンが建屋の中に漏れ出した。2号機ではこれまで、使用済み燃料プールにつながるタンクの水位が低下したため、プールの冷却を停止し、ロボットによる確認作業が行われていた。日本メディアが報じた。

東電の13日深夜の発表:

建屋の3階で水漏れが確認。漏洩した水量はおよそ25トン。

漏洩した冷却水は排水口を通じて建屋の地下に流れ込んだとみられる。外部への流出はない。

プールへの注水は停止。ただし、核燃料の熱量は小さく、プールの水温は制限の65度を超えていないため、核燃料の冷却には問題はない。

東電は2月7日にも、浄化装置から放射性物質を含む水が約5.5トン漏洩していた事実を明らかにしていた。また漏洩水には、セシウムやストロンチウムなど、国への報告基準を大きく超える、計220億ベクレルの放射性物質が含まれている可能性を指摘していた。

東電は14日午前中には、漏洩水が蓄積された場所とその周辺の地面を樹脂で固める作業を終了し、「放射性物質が拡散するリスクは排除できた」としている。

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