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突然ですが、わたしの好きなマンガについてお話します。おススメのBL作家ーその②

絵津鼓先生
 次の作家さんは、絵津鼓先生です。先ほど作品を開いてみましたが、あることに気づきました。音の描写がほとんどありませんでした!!!!!つまり、腰乃先生と真逆。エロいしーんも腰乃先生と比較するとかなり少ないです。10対1くらいだと個人的には思います。
 では一体、先生の作品のどこが好きなのか。それは多分、表紙と背です。え、表紙と背って、大事じゃないですか…?背というのは、本を本棚にいれたときに見えるタイトルの部分全体のことです。絵津鼓先生の描く表紙とその背のデザインが好きで、本棚にあると嬉しくなります。赤と青のコントラストもめっちゃいい。こんな洒落ているBLマンガの表紙と背は他にないです。

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これだけだとなんかつまんないので、絵津鼓先生の作品の特徴を話します。
先生の特徴は、漫画の描き方に注目すると、「絵」だけのコマが多いことです(ストーリーについては、後述します)。
 漫画は絵と言葉とコマで作られているという言説がありますが、絵津鼓先生の作品は絵だけのコマが多いように思います。例えば下のシーン。紙を洗っている方は美容師なので、色々あって黒髪の子の髪を洗っています(下の写真、『SUPER NATURAL』より)。ご覧の通り、言葉が一切書かれていません。絵とコマだけで構成されています。

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 その他にも、3つ目のコマと最後のコマは、何か考えているような、不意を突かれたような顔をしている2人が描かれています(下の写真、『IN THE APARTMENT』より)。どちらも前のコマの言葉がはみ出していますが、コマ単体でみると言葉はなく絵だけです。このように絵津鼓先生の作品は、「絵」だけで構成されるコマが多くあります。先の例のような全ページが絵だけで構成されることは少ないですが、2つ目の例のような描写は本当に多いと思います。

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 こうした描き方になるのは、作品のストーリーが要因だと思います。思った以上に話が長くなっているので、ストーリーの説明は割愛。ググるか買うかして下さい。お願いします。

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 長くなってきました。こうして作家ごとに比べると、漫画の描き方がストーリに影響していることが発見できて楽しいです。私自身、まさか真逆の作品を好んでいたとは知りませんでした。人間っておもしろいですね。私の好きな作品の傾向も、これからどんどん分かってくると思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。次は文乃ゆき先生です。よろしくお願い致します。

その③↓

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