天気は転機?

最近は一段と昼あったかく夜寒い、、。曇りがちだし。こんな時こそ心に太陽を持ってたい。

一切問題のない生涯を送っていたいのかい
向かい風が高い壁の毎日を生きたいのかい
それなら幸せの意味を忘れてしまえばいい
不幸せの意味も忘れてしまえるからー心に太陽 かりゆし58 

 人生山あり谷間ありとはよくいったもんだ。あ、谷か。 50kmのレースが、1週間後に迫った土曜日。バイクで単独事故を起こした。カーブを曲がりきれずガードレールに60~80km/hで突っ込んだ。(正確には覚えていない) ガードレールの先が柔らかい田んぼで助かった。幸い擦り傷と軽い打撲で済んだ。もしガードレールの先が崖や硬い地面だったら、ガードレールの下を滑り転ばないでガードレールに突っ込んでいたら...普通に死んでいたと思う。生きてるだけで丸儲け。いやまさに。 とはいえ、左膝を強打し曲げるのもままならない状態に。レースは1週間後。いや無理だろ。いや生きてるだけで凄えけど。本当に運が良かった 、としかいいようがない。

事故車。ちなみに今でもこれ乗ってます。笑 

レースを出るかは置いといて、とりあえず休む事にした。レースに向けては万全な準備ができていた。はずだったのだが、、、。

そして迎えた 2016年11月19日。当日は雨。膝の状態はやっと曲げる事が出来る程度。 行こうか悩む。ま、とりあえず行ってから考えよ。

友達に125ccのおばちゃんスクーター(前にカゴがついてるやつ)を借りて飯能駅までツーリング。雨で濡れて寒い。いやそれよりなによりダサい。おばちゃんスクーターダサすぎる。もう一生のらねえ。 でも前カゴ有能すぎるゾ。

駅からスタート会場まで歩き、装備チェックを終える。膝は、お?いけそう。雨の音、泥が跳ねる、レース前の高揚感、感覚が研ぎ澄まされていく。不思議な感覚。痛みが消えた。

スタート前、幸せな気持ちだったように思う。まだ始まってもない、終わってすらないのに。何故か。それは、スタートラインに立てたからだ。

 実は、1週間前、自分は石川県七尾市で事故った。何故そんなところにいたのか。峨山道トレイルランという70kmのレースに出る為だった。車の免許も金も無かった。だからバイクで下道で東京から石川まで11時間かけて運転していた。スーパー銭湯で2時間の仮眠をとりレース会場まであと1時間という道中で事故を起こした。寒さと運転の疲労で疲れていたのだと思う。

だからこの時は、スタートラインに立てただけで嬉しかった。入賞しなくてもいい。ゴールできなくてもいい。

そんな感じで、52km D+2500m 秩父神社までのレースがスタートした。

ちなみに当時19歳。人生で1番長く走った距離は、高校の強歩大会の44km。トレイルでは30km。52kmは人生で始めて走る距離だった。

スタートしてからの事はあまり覚えてない。ただ冷たい雨と濡れたトレイルが気持ちよかった。のと、丸山までの登りが本当にきつかった。

最期の5キロのくだりは本当に楽しかったのを今でも覚えている。苦しい、けど楽しい。まさにトレイルランニングの醍醐味。秩父神社に着く頃には雨はやんでいた。 ゴール手前、奥宮さんが出迎えてくれた。握手をし、お礼を言った。

「最高でした。」

記録: 5時間44分15秒 総合4位 

http://fun-trails.com/race/2016/100k/index.html 

その数日後、サッカー部を辞めた。これからは山に情熱を、熱く楽しくやっていこうと。

52kmを走りきり、表彰式の後、渋谷で合コンがあった。もちろん行った。女の子が全員フクロウに見えた。ランナーズハイだったかも知れない。笑

これが、サッカー➡︎山に変わる転機でしたー。

以上!! 

Next coming sooooooooon?!!

 

 





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