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【洗礼!】インドでぼったくられた話

夜の11時くらいに首都ニューデリーの空港に着く

入国審査等を終え、空港の外に出る

暑い!
夜なのに暑い!
インドのイメージとかも踏まえてなのか、蒸し蒸ししている感じ!

夜だからなのか、空港に屯している、キャッチみたいな人たちはいなかった。

これから市街地に向けて移動しなくてはいけないが、何に乗ればいいかも全く分からない。

一先ずいろんな人に声をかけるしかない!

ちなみに僕は英語ができない。
高校3年の英語の5段階評価で2を取ったほどだ。

何人かに聞いてみると、みんなそれぞれバラバラのことを言っている(様に聞こえる)

有力な情報っぽい、〈バスに乗る〉という可能性が出てきたので、言われた場所で待機する。

バスが来た!

運転手にも確認し、セントラル(大きい駅)の駅に行くとの事。

これだ!
と思い乗り込む。

ほぼ空いていたが、後ろの方に座る。

ただこの時点では、どこで降りたらいいかわかっていない。

すると、黒人の3人くらいが乗り込んできた。

ギャングみたいな風格の3人が、一番後ろの席と僕の前に座った。

位置的には僕を三角形で囲んでいる形だ。

うわー、最悪だ!

東洋人、1人、ヒョロヒョロの僕!

僕の危険センサーが働いた!

この時に僕は〝舐められたらダメだ〟と思い、僕の方から声をかける。

「セントラルに行きたいんだけど、どの駅で降りたらいい?」

すると黒人は、ため息混じりに
「last stop」
と答えた。

「thank you very much」と僕。

「yeah」と黒人。

このやり取りがあり、特に何か絡まれることもなく、
むしろ、なんか勘違いしてごめんね!
と、その3人の事が素敵に見えた。

反省です!

バスに揺られ進んでいると、
ガイドの人から
「君はここで降りるんだよ」
と言われ、訳も分からないままバスを下ろされる。

そっか!
最初にバスに乗る時に、運転手に行き先を言ったから、ガイドの人もその事は知ってたんだ!
と思ったが、
黒人の話では最終地点にセントラルがあると言っていた。

ん?

となるも、ガイドの方を信じてしまい、僕は良く分からないところで下された。

夜中の1時くらい!

街灯やそれらしき所も何も無いところで、周りを見渡していると、数人の男たちが近寄ってきた。

男たちは「どこ行きたいんだい?」
僕は「セントラルの駅に行きたい」
男たち「OK!じゃあ乗りなよ」
と、トゥクトゥクに乗せられ、とある建物に連れて行かれる。

僕「いや、俺は駅に行きたいんだ」
男「駅はもう閉まってるから、ここでチケットを取るんだ」

そう言われ、建物の奥まった所に連れて行かれる。

移動案内所みたいな所らしい!

日本語が少し話せるインド人がおり、僕の相手をしてくれている。

チャイを出され、受付で、目的の場所や移動手段を聞かれる。

「リシュケシュに電車で行きたいんだ」

すると早速、パソコンで何やら調べ始める
「すまない!今電車は3日待ちなんだ!」

インドのイメージは、電車の屋根にも乗客が乗っているような写真をネットで見たことあるので、〝なくも無いなー〟という思い。

次にバスを訪ねると、バス会社に電話をしてくれ、やっぱりこれもいっぱいとの事。

次は一番恐れていた、タクシーになる。

タクシーはあるとの事で、車種などの細かい説明が始まる。

「how much?」と僕

すると、
「10万」
と言われる。

確かに、ニューデリーからリシュケシュまでの距離を考えたら、タクシーで結構な値段はすると思うが、流石に高すぎる

そして、事前に日本で調べて行ってる情報によると、タクシーで5000円で行けたみたいな情報があったのを思い出したので、交渉してると別案で3万円のタクシーもあると言ってきた。

「いや、だから高いんだよ!」
と僕が言っても、向こうは聞く耳持たない感じ!
深夜2時、建物の奥まった所、インドの事がまだあまり分かってない、人生初のぼったくり!
などで、徐々に僕の心が折れてくる。

もう早くここから離れたかったというのも重なり、渋々OKし、3万円を払う。

しかもこの3万も、現地の通貨ではなく、日本円の福沢諭吉を3枚渡すという、よく分からないもの

不思議とイラつきはなかったものの、人生初のぼったくりになんかボーッとしている感じ。

そして、タクシーに乗り5時間かけてリシュケシュへ・・

日常で5時間もタクシーに乗ることってあります??笑

初っ端からそんなインドの洗礼を受けた話

タロ

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