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オススメのOGビーフ食べたかった・・

オーストラリアのシドニーに行ってきた。

夜、食べるものも特に決まってなかった。
オーストラリアと言えばOGビーフが有名なので、ビーフが有名なレストランを現地の人に教えてもらった。

そこは船着き場の様な場所だが、海上パーティや飲食店も多くあり、非常に賑わいを見せていた。
酔っ払った客と警察官が話し合いをしている様な、ある意味楽しい、そんな場所。
決して治安が悪いわけでは無い。

そこの一角に勧められたレストランがある。

店の中にも席はあるも、ほぼテラス席で、港が一望できる。
そんなレストラン。

海の風も心地よく吹き、コンパや家族連れなど多種多様な人たちがいる様子。

そして、席へ案内される。

4人がけの丸いテーブルに、白いテーブルクロスがかけられ、その上にはメニュー表やカゴに入ったパンなんかも既に置いてあった。

そういう文化なのかなー。
と思い、席に着く。

ウェイターが何か言っているが、ほぼ聞き取れず、
「thank you」
とだけ伝える。

ウェイターが離れ、メニュー表から料理を見る為に、メニューを開く・・

サッパリ分からない!

部分部分の単語は読み取れるが、それを繋ぎ合わせれるだけのオーストラリアの知識が無い!

一通り目を通してみるが、やっぱり分からない。

取り敢えず肉を食べたいので、赤ワインを決める。
これは〈red wine〉なので、まだ分かる。
種類はサッパリ分からないが・・

そして、食事メニュー

これがサッパリ分からない!
すると、有力な情報が見つかる。

〈プレートメニュー〉

きたコレだ!!
プレートは鉄板みたいなイメージがあったので、ファミレスとかで出てくるあの感じが想像できた!

コレは肉関係の料理が書かれている場所だ!

と思い、上から見ていくも書いてある事はあまり理解出来ずにいた。

ただ場所は間違ってなさそうだったので、
取り敢えず〈プレートメニュー〉の一番上に書かれてあるやつにする。

ウェイターを呼び、
「red wine」と、指を刺しながら「this」と食事を注文する。

ウェイター「anything else?(他に何かある?)」
あ、この英語は知ってる!
「no」と僕
ちょっとだけ得意げになっている。

ウェイターはハンサムな顔立ちで、声も渋い感じで、
「OK,thank you!」
と言い、去っていく。

1ミッション終えた感じで少し疲れたが、港の方を見たり、店内の人の様子を見ながら食事を待っている。

すると、
ウェイターがパンを大量に持ってきた。

僕はとっさに
「no」と答えた。
だって僕が注文したのはビーフだから!

「sorry」と言ってウェイターが下がって行った。

すると再度そのウェイターが大量のパンを持ってきた。

「コレ君のだよ!」

みたいな感じだったと思う。

・・・え?

確かによく見ると、パンの下にはプレートらしき黒いものがある。

「プレート?」と僕は恐る恐る聞く。

「Yes」

マジかーー

プレートの使い方、そっち???

ただ注文を変更してくれという英語が分からないし、もう泣き寝入りするしか無い状態!

プレートの上には、5つのカゴに入った5種類の大量のパンとオリーブ2種類
さらに、最初にテーブルに置かれていた謎のパン・・

明らかに外国人である東洋人が1人、異国の地で大量のパンを食べている。

ダサすぎます。

「どーせみんな俺の事、心の中では笑ってんだろ?」
そんな事を考えながらパンを食べる。

肉用に頼んだ〈red wine〉も、なんかもう普通の感じ。
口もパサパサになるし、外国のパンってなんか異常に硬いので、だんだんムカついてくる。笑

少しだけ残し、店を後にした。

いい感じのレストランで、目的のOGビーフが食べられず、パサパサ、カチカチのパンを食べた話

タロ

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