テキスト2倍ポケカの話 ルール編 s10b更新版

こんにちは、ちゅうとくん(@tyuto_aotori)です。
テキスト2倍ポケカ、やりませんか。ということで普段僕が考えているローカルルールをご紹介します。

(この記事は今年1月及び昨年に書いたルール編の更新版です)

ルール

(2022/6更新分が太字)
【基本ルール】
・ゲームルールは現行のもの(2022年6月時点)に従う。
・使用可能なカードはスタンダードレギュレーションで使用可能なカード(レギュレーションマークD~Fとトレーナーズウェブサイトに記載の過去シリーズのカード)に、下記の制限を加えたものとする。
・テキストに書かれている算用数字を2倍する。ただし、以下は除く。
ポケモンのカード中のHP、ワザのダメージに関わるテキスト、ワザのエネルギー(追加効果の条件などのテキストは2倍する)、弱点・抵抗力、「にげる」ためのエネルギー、○進化、V/VMAX/V-UNION/VSTARルール、ポケモンのどうぐ・サポートの1枚制限、VSTARパワーの1回制限

【殿堂入りカード(制限・禁止)】
過去の対戦会で猛威を振るった実績があったりゲームバランスを崩す可能性があったりするカードのうちテキスト解釈の変更で対処しづらい(したくない)カードに「2倍殿堂ポイント」を与え、その合計が「8」を超えない(合計8以下がOK、9以上がNG)範囲でデッキを構築するという縛りを設けます。
ただし、これはルール作成者が楽しく遊ぶために作っているだけなので、おうちで家族や友だちとあそぶ時は気にする必要はありません。
4ポイント
・「回収ネット」
3ポイント
・「マスタード れんげきのかた」
・「ネオラントV」
2ポイント
・「れんげきウーラオスVMAX」
・「ワタッコ(わたげれんだ)」
・「チャーレムV」
1ポイント
・「インテレオン(クイックシューター)」
・「インテレオンVMAX(ダブルシューター)」
・「ガラルジグザグマ(かんしゃくヘッド)」
・「ヒスイのヘビーボール」

【各種裁定】
・対象を1匹選ぶもの→2匹(まで)選ぶ 1枚、1回なども同様。
・「コインを1回投げオモテなら」→「コインを2回投げ(2回とも)オモテなら」
・「2つの効果から1つ選んで使う。」→「2つの効果から2つ選んで使う。」
・「(〜とき、)自分の番に1回使える。」→効果を使用した後にきぜつしたり番が終わったりするものはそれに従うため1回しか使えない。他は条件を満たしている場合は2回(まで)使える。
・「自分の番に〜を○枚トラッシュするなら、1回使える。」→自分の番に2回使え、使う度に指定の枚数の2倍トラッシュをしなければ使えない。(例:チラチーノの特性「やりくり」は2コスト4ドローを2回使える)
・「1枚でもあるなら使えない」「1枚もないなら」→原文を「0枚のときのみ使える」と解釈し、0x2=0とする
・「1回目のワザで相手のバトルポケモンがきぜつしたなら、次のポケモンがバトル場に出たあと、2回目のワザを使う。」→2回目、3回目でのきぜつも同様に行う。
・「後攻プレイヤーの最初の番なら、つけられる枚数は3枚までになり、自分のポケモン1匹につける。」→6枚までを自分のポケモン2匹までに好きなようにつける。(その他指定の枚数のエネルギーを指定の数のポケモンに付ける効果も同様。)
・スタジアム「崩れたスタジアム」がトラッシュされたとき、ベンチに6匹以上いるプレイヤーは、ベンチが5匹になるまでポケモンをトラッシュする。トラッシュするのは、「崩れたスタジアム」の持ち主から。

(2倍にすると不具合が起きる、または強すぎるため原文のままで解釈するもの)
・「自分の手札がこのカード1枚だけなら(しんしゅつきぼつなど)」
・「進化カードを1枚選び進化(ポケモンブリーダーの育成など)/はがして退化(たいかののろいなど)」
・「自分のトラッシュから1進化ポケモン(「ゾロアーク」をのぞく)を1枚選ぶ。その後、(中略)選んだポケモンを出す。(げんえいへんげ)」
・「相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。(ボスの指令など)」
・「はたらかなくなったとき、ベンチが5匹になるまでトラッシュする(ムゲンゾーン)/『ポケモンのどうぐ』が1枚になるようにトラッシュする(ガラクタあつめなど)」
・「この番が終わったら、もう1回自分の番を始める。」
・「このポケモンは〜の○つのタイプになる。(ダブルタイプなど)/2種類以上のタイプの基本エネルギーがついているなら、それぞれのタイプになる。(いろいろへんげ)」
・「〜ワザを1つ選び、このワザとして使う。」
・「ウラになっている自分のサイドを1枚選び、自分の山札の上のカードと、ウラのまま入れ替える。」

【HP、ダメージに関わるルール】
・ポケモンのカード中のHP、ダメージは原則2倍しない
・2倍しない範囲はポケモンのテキスト中のワザ名の横の数字、「〜ダメージ」、「〜の数×〜ダメージ」、「〜ダメージを追加」、「ダメカンを〜個のせる」、「残りHPが『〜』になるように、ダメカンをのせる」、「ダメージは『−〜』(『+〜』)される」、「HPを『〜』回復する」など。また、トレーナーズの効果などで使えるようになったワザも同様に扱う。
・トレーナーズ、エネルギーのテキストにある算用数字は2倍する。ただし、ワザを使えるようにするトレーナーズ(上述)や、ポケモンとして場に出すことができるトレーナーズは2倍しない。


ちょっとした解説

まず2倍殿堂ポイントについて、これは正直無視しても良いです。みんなで後1キョダイレンゲキ210×4をしましょう。
めでたいことにソード&シールドシリーズではハンデス、LO系統のトレーナーズは控えめになっていて今のところ制限をかけるようなカードはないのですが、これからカードが増えて簡単に全ハンデスができてしまうみたいになると僕が困るのでいつでも禁止ではない制限をかけられるようにポイント制にしています。
とはいえエンジョイ対戦をする分には「れんげき」のギミックとテキスト2倍の相性があまりにも良すぎて色々なデッキで遊べなくなってしまうので殿堂入りのような扱いにしてみました。基準としては最初の番で勝つ動きがギリギリ実現可能になるくらいの調整です(実際どの程度できるのか僕もわかりません、今度誰かやりましょう)。

軽く個別カードの解説をします。
まず「回収ネット(4)」と「ガラルジグザグマ(1)」。先攻ワンキルを決めることができてしまうので2021ルールでは回収ネットを禁止にしていましたが試しに解除してみました。回収ネット1枚、ジグザグマ4枚で1匹に対して最大240ダメージ(を2方向)ぶんのダメカンを乗せられます。崩れたスタジアムも出ちゃったし、結構決まっちゃうかもしれないですね。調整ミスったか〜?
「マスタード れんげきのかた(3)」は後攻を取って「れんげきウーラオスVMAX(2)」や「ワタッコ(2)」で盤面を全部倒してしまう戦術に必要なパーツであり、2枚入れるとウーラオスやワタッコしか出せず、1枚ならある程度出すポケモンを選べるくらいでバランスを取っています。ウーラオス、ワタッコ、インテレオン、チャーレムの各ポイントについてはマスタード型において許容できるかと言う基準で振り分けています。
「ネオラントV(3)」はやや高すぎる設定に見えますがマスタードの2枚目となるカードでありながらサーチのしやすいたねポケモンであると言うことから3ポイントをつけました。クロバットVなどのドローをするカードは確定で引けるわけではないため許容しています。
「ヒスイのヘビーボール(1)」は制限カードの+1枚目となること、サイドに2枚以上たねポケモンがあるときに2-1交換をしてサイドを1枚減らせることが制限に値するパワーだと判断し、ポイントを設定しました。

ちなみに、このルールだとダメージやHPを2倍にしていないのですが理由としては「両方2倍にすると計算が面倒」「どこかを2倍にして、どこかをそのままにしないと通常ルールと変わらない」「ダメージとHPのうち片方を2倍にすると火力型と耐久型のどちらか一辺倒になりそう」という感じです。
ダメージやHPはそのままにしてトレーナーズを2倍にすればお手軽に、派手なバトルが楽しめるのではないでしょうか

ちなみに多少バグはあると思うのでちゃんとやるなら個別のQ&Aとか作った方がいいかもしれないですね(遊ぶ時はセルフジャッジでなんとかしてください)

以上

です。


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