ダンス(自己紹介の続き)

他人の目を気にしすぎる高校時代までの続きとして今回は大学に入ってからの話。

大学進学時、実家をでて一人暮らしをしてみたいなとも思っていたので、東京の大学に進学し一人暮らしを始めた。

**結論から言うと、大学に入って他人の目を気にしなくなったわけではない。

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ただ、自分のやりたいことを全力でやっているキラキラしている人にたくさん出会って、自分の中の価値観がほぼ180度変わった。

取り巻く環境を変えると、自分自身が変わりやすくなると最近読んだ自己啓発本に書いてあったが、読みながら何度も深くうなずいてしまった。これは本当だと思う。

大学に入学し、何でもいいから自分がやりたいと思うことはなにかないのか。そうおもってひたすら新歓に行った。どれもおもしろくなかった。

「もう練習とかがきつくなければなんでもいいかー」と週に一回も活動してんのか?というようなバドミントンサークルに入部しようと6割くらい考えてる中、学部の新歓で仲良くなった先輩が所属するダンスサークルの新歓公演に誘われ、とりあえず行くことにした。

後になっても、この新歓公演に行ってよかったと思う。それくらい自分の中では衝撃だった。

ステージ上で1ジャンル20人くらいの8個くらいのジャンルがそれぞれ、このために練習してきたものを発表するいたって普通のもの。
みんなが同じ振付を踊っていた。
だけど、振付をただ踊っている感じがしなかった。ダンスのことは今もそんなに理解しているとは思わないけどまったくわからないその当時の自分でも、そう思った。

これなら、今まで感じてきた気持ち悪い「何か」を取り除くことが出来るかもしれない。直感で感じてすぐ入部した。

ダンスというものに関してちょっとは分かったつもりで言うが、今まで自分がやってきた「野球」と「ダンス」には決定的に違うとことがある。
それは結果を気にしなくてもいいということだ。
もちろんダンスを始めた頃は、他の人よりうまくならなきゃ、このやり方がダンスの正解だと信じ込んでダンスバトルの勝ち負けを気にしていた。ただダンスって本来勝ち負けなんか関係なくて自分の感情を表したり、楽しいなと思って勝手に体が動いちゃうことなんだと今は思う。
人それぞれって言葉は安易であんまり使いたくないけど人それぞれ思うカッコイイを求めて思いっきり楽しんでる事がカッコイイ。それを相手にわかるように表現して、見た人の心を動かしてる人は最高にカッコイイ。

新歓公演で直感的にそれを感じたんだと思う。人生で初めて自分はこうしたい!こういうのがかっこいいよな!!っていう自分の気持ちにちょっと気付けた気がする。

この経験がきっかけで、抽象的だけど人の心が動くような瞬間に携わりたいっていう自分の素直な気持ちにも気づけた。

人の目を気にすることはあまり変えられないけど、そんな自分だからこそこういう気持ちもあるんだ、人の目を気にするっていうこともポジティブに考えてみれば良い方向にいってるのかなぁ

自分の気持ちに素直になってみよう。

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