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詐欺メールに引っかかりかけた話

 今回は、私が詐欺メールに引っかかった話を書きます。

Amazonからメールが届いた!

 寝る前に、ふとメールが来ていないか確認するとAmazonからメールが届いていました。内容は、コチラ!

詐欺メール①
詐欺メール②
詐欺メール③
詐欺メール④

 先ほど記載したように、このメールは詐欺メールだったので、そのメール自体は削除したのですが、同じメールが届いていたので、貼り付けています。
 文章をそのまま載せているので、著作権侵害で訴えられる可能性がありますが、フィッシングサイトから著作権侵害の訴訟があるとは思えません。なので、堂々と載せております。

この詐欺メールの上手いところ

①慌てさせている

 まず、第一の情報として「誰かがあなたのAmazonアカウントを使用して」とあります。私は、まんまと引っかかりました。慌てて判断力を失いました。

②畳み掛けで、慌てさせている。

 「Amazonのアカウントセキュリティポリシーに従い、Amazonアカウントを凍結しました」と言っております。凍結!?しかも、何か分からないけれども「アカウントセキュリティポリシー」という言葉、凄く「それっぽさ」があります。やられました。
 続いて、もうアカウントが使用されていたらアカウントは盗まれているのに「アカウントが盗まれる危険性があります」と丁寧に書かれています。もうね、判断力0には効きます。例えるなら、二重表現なのに「コピーしたいので、コピー機を使ってよいですか?」と書かれているくらい効きます。何を言っているのでしょうか。分かりません。

③何を注文したか分からせない

このメールから分かる通り、何を注文したのか一切わかりません。謎の注文番号が書いているだけで、注文したものの写真すらありません。そこで、この詐欺メールが、誘導したいリンク先に確認させようとしいるんですね!引っかかりました!

④届け先の人の苗字が同じ

 たまたまなのか仕様なのかは、分かりませんが、届け先の人の苗字が私の本名と同じでした。知らない親戚です。この謎の人が、私のアカウントを乗っ取ったのかなと錯覚しました。

⑤警戒するべき対象をズラしている

 警戒するべきは、このメール自体であるのに、私は、アカウントを乗っ取った架空の人物を警戒してしまいました。まさに私は「振り込め詐欺で『警察を装った受け子』にお金やクレジットカードを渡してしまう人」になってました。

⑥24時間以内という時間制限

 冷静に考えてみれば、時間制限があるのはおかしいのですが、もうここまで読んで慌てていた私は、更に慌ててしまいました。少しでも「明日で良いのでは?」と思っていたら、明日にして、そのとき「あれ?これは詐欺では?」と気付く可能性が高まる訳ですが、そうはさせないようにしています。精巧な詐欺メールです。

⑦2万1310円という金額

例えば、100万円の請求であれば「詐欺だな」と思ってしまいますし、逆に200円ならば、「まぁ別に200円だしな」と冷静になりますが、この微妙な2万13107円という金額は、リンクをクリックしようとしてしまうちょうど良い金額のように、私は感じました。

⑧本物のリンクを混ぜ込む

 メール内の「Amazonの文字」が青字になってリンクが飛べるようになっております。このリンク先は、なんと本当のAmazonのリンクで、タップすれば、Amazonのページが開きます。「嘘に本当を混ぜると、嘘と分からなくなる」という話は、どうやら本当のようです。私は、わざわざこの青字Amazonをタップしていませんでしたが、本物らしい雰囲気を醸し出すには、ピッタリの要素でした。

その後、どうしたか

 この先のタップすると、偽物のログインページが表示されます。ほぼ本物のような見た目です。

偽ログインページ

 パスワードまで入力してしまって、ログインを試みたのですが、なんかよく分からないのですが、ログインできませんでした。それで、ふとリンクを見ると、Amazonって書いてないじゃないですか。慌てていて真偽がよく分からなかったので、スマホアプリのAmazonから、Amazonから送ったメールを確認できるページを確認したところ、送られていたメールは、Amazonから送ったことになっていないことが分かりました。

 やっと偽サイトにパスワードを教えてしまったことを自覚できたので、すぐにパスワードを変更して事なきを得ました。
 また、私は、めちゃくちゃパスワードを長くするタイプなので、作業の途中で「あのクソ長いパスワードが破られるのか?」と疑問に思ったことも功を奏しました。

終わりに

 今回は、何とか詐欺と気付けたものの何かの拍子で気付かずにそのままになって、本当にアカウントを乗っ取られていた可能性は多いにあるので、危なかったです。「寝る前の判断力が落ちている時にメール対応するべきではない」とも思いました。

さて、迷惑メール相談センターさんによれば、詐欺メールに引っかからないコツは、下記の通りです。

コツ1 メールを開かない
スマホでは、送信者と件名に、数行の本文が表示されています。それ以上開くことはやめましょう。件名で「緊急」「重要」「セキュリティ」などを強調していれば、メールを開かない方が安全です。

コツ2 リンクをタップしない
URL・リンクをタップすると詐欺サイトへ誘 導されてしまう危険があります。公式メールだと思ったとしてもタップしないで、確認は、公式サイトやブックマーク、アプリから事業者サイトにアクセスするようにしましょう。

コツ3 入力しない
クレジットカード情報や、ID・パス ワードなどの情報の入力や確認を求められても、絶対に入力しないようにしましょう。

撃退!詐欺メール&SMS

 正直、このメールに出会うまでは、そういった詐欺メールなどは、自分に縁がないものと思っていましたが、自分のリテラシーが低かったのか、詐欺メールのレベルが高くなっているのか、もうそんなスタンスでいては良くないと思いました。
 皆さんも詐欺には、お気を付けて。このnoteがその予防になれば幸いです。お相手は、音宮二郎でした。

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