京都薬用植物園の展示棟

画像1 3月の終わりに京都薬用植物園に行ってきた。普段は非公開だが、年に2回ほど一般公開されているようだ。花と言えばアサガオ、ヒマワリ、チューリップのような有名どころしか判別できないぐらい植物に疎い私が一般公開に申し込んだ大きな理由は、この展示棟。
画像2 展示棟は、元々は住友銀行の支配人だった田辺貞吉のお住まいで、阪神大震災後に神戸から移ってきたとのこと。
画像3 展示棟を設計したのは野口孫市。大阪の中之島図書館や、住友春翠の須磨別邸を設計したのと同じ人。この建物が当時からどのように変化しているのかは分からないが、邸宅の雰囲気は味わうことができる。
画像4 現在は展示棟として、生薬の標本などが展示されている。展示物の一部はホームページでも見ることができる。https://www.takeda.co.jp/kyoto/area/areano7.html
画像5 展示棟だから仕方ないのだが、建物についての説明はほとんどない。建築に詳しければ、いろいろな技が見つかったりもするのだろう。でも、取り壊されるかもしれなかったことを思うと、今こうやって雰囲気が味わえるだけでも良しとしたい。

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