心のバリアフリー
こんにちは!
つーばきです!
昨日、バリアフリーに関するお話を聞いたので
今日はそのことについてのお話です。
[車椅子専用の駐車スペース問題]
交通事故で脚を失ってしまったので車椅子生活を送っているサトシさんの体験談です。
サトシさんは車でスーパーに行き、入り口のそばにある車椅子専用の駐車スペースに止めました。
しかし、他の駐車スペースと同じくらいの広さしかないため、車椅子を置くスペースが無くて車から降りることができなかったそうです。
専用スペースがあったとしても、立って歩く人のスペースしか用意していなければ、降りることができませんよね。
他にこんな話を聞いたこともあります。
[トイレの改善点]
盲目のカナさんが駅のトイレを利用しました。
そのトイレには、ウォシュレットのボタンやトイレットペーパーの上にそれぞれの名が書かれた点字がありました。
さて、カナさんはその点字をどうやって探すのでしょう?
ウォシュレットやトイレットペーパーの位置はトイレによって様々です。
見えない人がさらに小さな点字を手探りで見つけるのは至難のワザだと思います。
障害を持つ人の気持ちになって考えると、改善するべき点がまだまだあると思います。
[浸透しないバリアフリー化]
ホテルによっては、設備のバリアフリー化が進んでいるところもあります。
しかし、テレビのリモコンやタオル、高さが調節できるシャワーヘッドなどは、はじめは高い位置にあることが多いそうです。
車椅子使用者の手の届く範囲までは考えられなかったですね。
ホテルの清掃員まではバリアフリーじゃなかったようです。
[進まない現実]
最近では、駅で「ホームドア」を見かけますよね。
盲目の人にとって駅のホームは「柵のない絶壁」などと例えられていて、約4割が線路に落ちた経験があるそうです。
そのためホームドアがあるだけで、かなり安心できると聞きます。
それに、他にも様々な人が転落します。
しかし、転落事故の約半数を占めるのは1日10万人以上が利用する駅だそうですが
その駅の内約40%(2018年時点)しか設置されていないそうです。
日本には約9500の駅があるそうですが、ホームドアが設置されている駅はその内の約8%なんだそうです。
その理由は、ホームドアを設置するためにかかる莫大な費用です。
各自治体から補助金があるそうですが、それでも1駅あたりの工事費は数億円以上かかるそうです。
『企業努力するべき』や『国がまかなうべき』といった声が多いそうですが、中々進まないのが現実です。
[我々にできること]
アメリカでは、杖をついた人が車から降りる姿を目撃しただけで周りにいた数名の“他人”が駆け寄るそうです。
日本人にはちょっと苦手なことですよね…
でもそういう気遣いはすごく大切なことだと思います。
困っている人を見かけても、どうやって話しかけたらいいかわからない時は
『お手伝いしましょうか?』
と話しかけると、声をかけられた人は答えやすいそうです。
何をすればいいかわからない時は
『どうすればいいですか?』
と聞いてくれた方がありがたいそうです。
まだまだバリアフリー化が進まない現実があるので、困っている人を見かけたら勇気を出して『お手伝いしましょうか?』と話かけて、皆で助けてあげられるようになると嬉しいです。
-おしまい-
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