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あと30年でコーヒーが飲めなくなる?


みなさんこんにちは! つーばきです!


約30年後にはコーヒーが飲めなくなる可能性があることをご存知ですか?


これを『2050年コーヒー問題』といいます。


2050年コーヒー問題とは、2050年にコーヒーの生産量が現在の半分まで落ち込むことが予想されている、危機的な状況のことです。


今回は風俗の接客術・写メ日記の書き方・SNSの運用方法についての話ではありませんが、お客さんとの会話で使えそうなことを記事に書きました。


多くのお客さんはビジネスマンとして世の中で起きていることに日々アンテナを張っています。


そのため、あなたが世の中のことを知っているだけで会話の選択肢が増えたり、お客さんから「面白い!」「この子しっかりしてる!」などと思われ、次回の指名に繋がりやすくなると考えて、今回の記事を書いています。


そして今回の内容は日本のニュースであまり取り上げられていない問題なので、よりお客さんの興味を引くことができると思います。


では、はじまりはじまり〜!


2050年コーヒー問題の原因の1つとして考えられるのが気候変動、つまり地球温暖化です。


エスプレッソは『アラビカ種』と呼ばれるコーヒー豆を使用していますが、世界全体のコーヒー豆の約60%を占めるのがこのアラビカ種です。


アラビカ種は栽培条件がとても厳しく、手間がかかる上に病気にも弱いです。


年間気温が18度〜21度に保たれている場所で、かつ昼と夜の温度差がなければアラビカ種は育ちません。


そのため、標高1,000mで昼夜の寒暖差が激しい高地で栽培されているのですが、暑さに弱いので温暖化のせいで絶滅するかもしれないといわれています。


また、温暖化による海水の気化(きか:液体が蒸発して気体になること)で地球の湿度が高くなり、コーヒー豆にとって深刻な『さび病』を引き起こすリスクも高まります。


さび病はカビの一種である『さび病菌』に植物が感染することです。


先ほども書きましたが、アラビカ種は病気に弱いです。そのためさび病にもかかりやすいので、いまの地球の環境との相性が最悪なのです。


一方で、世界中の人から需要が高まっているコーヒーは、2050年に現在の2倍の量が必要になるといわれています。


日本で最先端のがんの研究を行なっている『国立がんセンター』が約9万人を対象に行った調査によると、コーヒーを全く飲まない人に比べて、1日3〜4杯飲む人は死亡リスクが24%も下がることがわかりました。


もちろん1日1〜2杯飲むだけでも死亡リスクは下がります。長くなるので根拠は省きますが、コーヒーは血管や呼吸器系などにいい効果があり、がん・脳卒中・心筋梗塞など死のリスクが高い病気になる確率を下げてくれます。


また、これまでは「コーヒーはカフェインの摂りすぎになって体に悪い!」などといわれていましたが、実はシミの原因となるメラニン色素の発生を抑えてくれたり、脂肪燃焼効率が高まったり、血管を若返らせてくれて老廃物を溜まりにくくしてくれることもわかっています。


簡単に言えば「美容にもいい!」ということです。


そんなこともあって、世界中でコーヒーの需要が高まっているのです。


ちなみに、チョコレートの原料となる『カカオ』も、温暖化のせいで2050年には絶滅するかもしれないといわれています。


カカオの栽培条件も厳しくて、平均気温が27度以上で湿度が70%以上に保たれ、年間降水量も2000mm以上ないと育ちません。


世界の平均と比べて日本は雨量が多いのですが、それでも年間降水量は1700mmくらいです。カカオを育てるには日本以上の雨量が必要なのですが、温暖化で乾燥したり自然災害の規模が大きくなって育ちにくい状況です。(ちなみに病気にも弱いです)


これはあまり知られていないことなのですが、温暖化の原因になっている二酸化炭素の排出量が、全ての農作物の中で一番多いのがカカオです。そして次がコーヒー豆です。


栽培・加工・運搬などで排出する二酸化炭素の量を計算するとそうなるのだそうです。


30年後もいまと同じ価格や質のコーヒーを飲めるようにするためには、私たちがプラスチックや割りばしを使わないようにする必要があります。


レジ袋やペットボトルなど様々なところに使われているプラスチックは、作るのにも廃棄するのにも二酸化炭素を排出しています。割りばしは二酸化炭素を吸って酸素に変えてくれる木から作られているので、なるべく使わないようにして1本でも多くの木を残すことが大切です。


ちなみに木材を使っているせいで、動物の住む場所がものすごい勢いで減っています。ある場所はここ3年間で東京23区と同じ広さの森を失ったそうです。よくないことですね。


結局、私たち先進国で暮らす人たちがプラスチックや木材を必要としてしまうと企業がどんどん作ってしまうので、私やあなたがなるべく使わないようにするのが一番いいのです。


私やあなたの「袋は大丈夫です」の一言が、まじで世界を救います。


この後に行くコンビニで言えるかな?


接客中のお客さんとの会話に役立ててもらえたら嬉しいです。



- おしまい -

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