『希望の歴史』の著者「ルトガー・ブレグマン」のメッセージ全文の書き起こし
日本のみなさん、こんにちは
『Humankind 希望の歴史』の著者、ルトガー・ブレグマンです
本書のメッセージは、とてもシンプルです
「ほとんどの人間の本質は、善である」です
じつはこの数十年にかけて、人間性を探求するサイエンスの分野で、
静かな革命が起きています
人類学者、考古学者、社会学者など専門家の研究結果によって、
人間への見方が激変したのです
いままでの「シニカル（※）な人間観」から
「希望に満ちたポジティブな人間観」へ変わったのです
この新しい人間観は、我々の社会、資本主義、教育システム、
司法制度などを設計するうえで、大きな示唆に富んでいます
旧来の「人間は本質的に利己的だ」
「人々は協働しない」との人間観だと
社会には「ヒエラルキー」と「官僚制」が
必要となってしまいます
しかし、科学に基づく新しい現実的な人間観へと
アップデートできれば、我々は変わることができます
もともと人間は、助け合うことで
何千年もの歴史を生き延びてきました
協力しあうことは、人間の遺伝的な性質として
世代を超えて備わっているのです
人間が種として持つこの「友愛」こそが
知られざるスーパーパワーを発揮するのです
もしそれに気づき、信じることができれば、
我々の人生や社会のあり方への大きなヒントを得られるでしょう
これらの考え方を、日本の社会にも応用してみてください
是非とも本書を読んでいただけるとうれしいです
日本の方々がどう感じられるか、想像しワクワクしています
メッセージ動画はこちら
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