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THE AMBIENCE OF SPORTS

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カメラマンとして残したいのは「カッコいい瞬間」です。僕がみつけたカッコいいを御覧ください^^
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2021年1月の記事一覧

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.115

ピストと呼ばれる細長いフィールドで競うフェンシングの魅力は一瞬の空きを狙う駆け引きだ。 目にも留まらぬ速さの剣捌きを常人が認識するのは難しい。その速さは機械判定が欠かせないほどだ。 そんな緊張感から解き放たれたとき、人は咆哮する。 2010年@広州/アジア競技大会 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.114

好きな人には怒られちゃいそうだけれど、個人的に某夢の国のスプラッシュマウンテンは最後の落下でどれだけ派手に水飛沫(=スプラッシュ)を浴びるかを楽しむアトラクションだと思っている。 飛び込み競技はその反対で飛沫のない「ノースプラッシュ」と呼ばれる静かな入水が評価される。10m高飛び込みではひねったり回転しまくったあとに時速50km/hにもなる。着水まで約2秒。その中で入水角度や姿勢を美しく正確に保ち続けるのは神業だ。 2011年@辰巳国際水泳場/日本選手権 この写真は縦位

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.113

ファインダー越しに被写体と目が合うことがある。そのほとんどが合っているように見えているだ。この写真にいたっては合っている訳がない。なぜならば、彼は鉄棒で回転しているのだから。 それでも写真整理をしているとき、目が合った気がして思わず二度見せずにはいられなかった。 2010年@広州/アジア競技大会 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.11

固定されていない2本のつり輪を使うこの種目で競技としての最大の見どころは腕力のみで身体を支える静止技だけれど、写真的には回転しながら流れるように技と技をつなぐ瞬間も見逃せない。 2011年@代々木第一体育館/全日本選手権 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.111

キレイに揃えられた指先から入水する競泳のスタートで最初に生まれる水飛沫はこんなにも小さい。 このコンマ何秒かあと「ザブーン、、、バシャバシャバシャ」と静かだった水面は大騒ぎになる。 2011年@辰巳国際水泳場/日本選手権 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.110

水泳競技のひとつ、飛込の魅力は空中で繰り出される技や入水時の美しい姿勢だ。演技種目は事前申告制でその構成や順番を決める段階から駆け引きがおこなわれているという。 写真的な視点でみると選手が撒き散らす水飛沫も見逃せないポイントだ。 2011年@辰巳国際水泳場/全日本選手権 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.109

「GOD BLESS」 撮るときに意図した訳ではない。B2サイズのパネルで個展に出品したとき、来場者の方に教えて頂いて気がついた指先に込められた想い。 写真は大きくプリントしないとわからないこともあるなぁと思った一枚。 2011年@代々木第一体育館/ワールドカップ 指先を大きく見るならInstagramもチェック^^ △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.108

女子の段違い平行棒は高さの異なる2つの鉄棒を使う。鉄棒から手を離して掴む手放し技や鉄棒のあいだを行き来する移動技が見どころだ。 ひとつの演技の中で数え切れないほどの技が盛り込まれていて、流れるような技の連続は見るものを圧倒する。 ちなみに慣れないうちは何がどうなっているのか分からぬままアッという間に演技が終わってしまうから撮るのがメチャクチャ難しい。 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.107

2010年のアジア大会での一枚。 それまでトライアスロンを撮るときは、フィニッシュエリアに寄り付いたことがなかった。しかし、このときはロケハンをする余裕もなかったから、コースでの撮影を早めに切り上げてフィニッシュエリアで選手を待ち構えることにした。 スイム1.5km、バイク40km、ラン10km。51.5kmの過酷なレースを制した男の表情。 ロケーション、構図、そして、陰影。それまで僕が意識していたのは人とは違う写真だったけれど、ストレートに切り取られた瞬間の力強さの魅

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.106

本格的に写真を撮るようになってから、プールには毎年必ず行っていた。 去年は2月に当たり前のように行ったけれどそれが最後になっている。 当たり前だったことが当たり前ではなくなりつつある今、、とか暗い話ではなくて「あああああ! プール行きてええええ」ってなっていう禁断症状が出たというお話。 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.105

ジャンパーが煽るように手を叩いた。観客が手拍子で応える。 「チャッ、チャッ、チャ、チャチャ」 徐々に速まるリズム。1回、2回、身体が前後に揺れピタリと止まる。緊張感が最高潮に達したその瞬間。 手足が長い身体が勢いよく飛び出した。 左足で踏切り、跳ぶ。 咆哮とともに解き放たれる感情。静と動が切り替わる瞬間は陸上競技の醍醐味だ。 2011年@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場/アジア陸上競技選手権 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 スポーツ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.104

敗戦に涙する関東学院の選手たち。 それもそのはずでスコアは17-17。同点ながらトライ数によって敗れたのだ。 接戦をものにしたのは帝京だった。 これが前人未到の大学選手権9連覇の幕開けになったことを、この時はまだ誰も知らない。 2009年@秩父宮ラグビー場/第46回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.103

僕が子供の頃、ドラマ「スクール☆ウォーズ」が放映された。小学校にあがるかあがらない頃だった。 「この物語は」で始まるナレーションと原付が廊下を走り、窓を割りまくるシーンや麻倉未稀の歌う「ヒーロー」は衝撃的だった。 数々の名言が残されたドラマで忘れられないシーンがある。山下真司演じる滝沢賢治が回想シーンを交えてタックルの怖さを語るシーンだ。 相手に蹴られる危険を顧みずに飛びかかるのは怖い。それでも戦わなければいけない的なことを言っていたと思う。 なぜ覚えているのかはわか

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.102

オールブラックスとワラビーズを生でみたときの感動は忘れられない。 190cm100kgを超える巨躯が想像を超える速さで走り、ぶつかり合い、目にも留まらぬ速さで展開されるパス。 「これは日本人には無理だろ、、」と思うほど衝撃的だった。 この6年後にJAPANが凡人の常識ほど意味がないことを証明してくれるなんて、このときは思ってもいなかった。 2009年@国立競技場/ブレディスローカップ △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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