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韓国・朝鮮語の学びのために(引用の表現:その1)

引用表現「~(だ)と~」は、平叙文では한다体に「-고」を接続して「-ㄴ다고/-는다고/-다고」の形になり、疑問文は「-느냐고/-(으)냐고」、勧誘文では「-자고」、命令形では「-(으)라고」が接続されます。「~てくれと」という場合には「-아/어 달라고」という表現があります(「-달라고」は「くれと」という意味になります)。

動詞・存在詞
가 다→  간다고 / 가느냐고 / 가자고 / 가라고 / 가 달라고 
먹 다→  먹는다고 / 먹느냐고 / 먹자고 / 먹으라고 / 먹어 달라고
만들다→  만든다고 / 만드느냐고 / 만들자고 / 만들라고 / 만들어 달라고

오늘 오신다고 합니다. (今日来られるそうです[来られるといいます]。)
언제 가느냐고 묻습니다. (いつ行くのかと尋ねます。)
빨리 가자고 했어요.(早く行こうと言いました。)
여기 있으라고 했어요.(ここにいなさいと言いました。)
빨리 해 달라고 했어요.(早くしてくれと言いました。)

形容詞では「-다고」「-(으)냐고」の形になり、指定詞では「-(이)라고」「-(이)냐고」の形になります。

形容詞・指定詞
크다→ 크다고/ 크냐고
작다→ 작다고/ 작으냐고
멀다→ 멀다고/ 머냐고
친구다→ 친구라고/ 친구냐고
선생님이다→ 선생님이라고/ 선생님이냐고

過去「-았/었-」と意思推量「-겠-」を用いた引用は한다体に「-고」を接続する形になります。

친구를 만났다고 전했어요.(友達に会ったと伝えました。)
그런 얘기가 어디 있겠느냐고 물었어요.(そんな話がどこにあるかと尋ねました。)
뭐가 바빴느냐고 묻는 거예요.(何が忙しいのかと聞いているのです。)


* 引用文連体形
上記の引用文が連体形、つまり「~という~(-고 하는-)」になった場合、次のように縮約形があります。

~다고 하는→ –다는   
~냐고 하는→ –냐는
~자고 하는→ –자는  
~라고 하는→ –라는

여기 있다는 얘기였어요.(ここにあるという話でした。)
어디 있느냐는 것이었어요.(どこにあるのかということでした。)
같이 하자는 얘기였어요.(一緒にやろうという話でした。)
일찍 오라는 얘기였어요.(早く来いとの話でした。)
빨리 해 달라는 부탁이었어요.(早くしてくれというお願いでした。)

学習メモ

한다体のところでも触れましたが、「-느냐」の形は会話ではすべて話し言葉として品詞に関係なく「-냐」で用いられる場合が多いです。

한다体では命令形が「~아/어라」ですが、引用表現では「~(으)라고 」の接続になることに気をつけましょう。

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