2024 ソニックマニア感想
8/16 ソニックマニアに行ってきました。
台風接近の影響で京葉線が運休になり、急遽、京成線に乗って幕張へ。
幕張からは雨風の中を歩いてメッセに向かいました…。
着いてみるとすでに多くの人が並んでおり、
みんなどうやって来たんだ??という気持ちになったのを覚えています。
サマーソニックには何度か参加したことがあるのですが、ソニマニは初めて。
久しぶりのフェスということもあり、楽しみ尽くす気まんまんです。
会場を把握するためにまずは軽く散歩。
ビールが1杯800円で驚きました…。
さて、観たアーティストを紹介していきます。
偉そうなことを書いている部分があるので要注意です、ご不快にさせてしまったらすみません。
Tyrkouaz
まずはオープニングアクトから。双子だそう。
ドラムンベースにヘヴィなギター、
オートチューンがかかったボーカル、というサウンド。
惜しむらくは音響の悪さでした。
トッパーということもあり致し方ない部分もあったのかもしれませんが。
発想としては面白いのですが、ブレイクは音源が流れていて、ドラムは意外と手数が少ないのが個人的には残念でした。
まあ、いわゆる"バカテク"バンドは掃いて捨てるほど存在するので、このスタイルもありなのかもしれません。
サカナクション
開演の20分ほど前に移動してきた頃にはすでに満員。
セットリストはturnツアーからBPMの遅い曲を抜いた感じでした。
意外性のないセトリと言えばそうだけど、70分踊りっぱなしで自分は良かったと思いました。
特に最高だったのが"ルーキー"。
ツアーで見たときは周囲のクラップが大きすぎて曲に入り込めませんでしたが、
この日はメロディと歌詞の切なさをしっかり味わうことができました。
ツアー時のSpeaker+の音響は、自分の位置もあってか音がくぐもって聞こえてしまいました。がしかし、今回のフェス音響は一方向からしか聞こえないので、ストレスなく楽しめました。
Arca
さて、バッキバキのジャングル、ブリブリのバイレファンキでブチ上がるぞ〜!
と思いきや、KiCk i の曲を中心にかなり丁寧に歌ってくれていた。
会場がダンスフロア化したのは終盤になってから。
デッキに立ってDJを開始するArca。
DJというか、ほぼ流しっぱなしでしたが笑
金属的な硬質感のあるサウンドで踊り狂う人々。
(いや、もしかしたら困惑のほうが大きかったかもしれない…)
もっとラテンな雰囲気を想像していましたが、良い意味で期待を裏切られました。
"That's what I'm talkng about you bi*ches!!"などと連呼していたのも最高。
最後は通路に降りて来て感謝のスピーチ。
長谷川白紙
短すぎ!!!!
今回のソニマニは長谷川白紙を観るために台風の中やって来たと言っても過言ではない。アルバムリリースしたてだし、その内容も素晴らしかったし、「今」の長谷川白紙を目撃しておかなければという思いに駆り立てられていました。何より、ライブが重なってツアーに行けないのです…。ファーストテイクもあったので「もしかしてバンドセット…?」などと淡い期待を抱いていましたが、ステージを見る限りはいつものように鍵盤を弾き倒すソロセットのようでした。
ぬるっとご本人が登場し、開演かと思いきや、サウンドチェック?が始まる。
なぜ「?」が付されているのかというと、
普通フェスではサウンドチェックは転換中に済ませるから
サウンドチェックなのか一曲目なのかわからないほど突然始まったから。
合成音声との掛け合いという妙に手の込んだ演出だったから
↑箇条書き機能を使ってみたかった
いよいよ一曲目は"行っちゃった"。
やっぱり異様に馬鹿でかい爆音。
あれ、鍵盤弾かないの…?
まさかのカラオケセットではないか。カラオケセットを絶対に許さない会に所属している私としては、もとい、長谷川白紙といえば(?)異次元のポリリズム鍵盤さばきという認識だったので、個人的には少し寂しいところがあります。(後から知りましたが、Dommuneでのライブもそういうスタイルだったよう?)
しかし!そんなことは吹き飛んでしまうくらいの楽しさ。
白紙さんも髪を振り乱して楽しんでいて見ていてこちらも幸せでした。
"恐怖の星"なんて全編カラオケでしたからね!
白紙さんがたびたび話しているように、探求テーマは「いろんな声を出す!(ことでそこから想像される単一的身体を脱構築する)」
を地で行くというか、まさに体現するようなパフォーマンスでした。
去年のフジロックでも観ている身としては、正直驚いたというか、ここまでできるのかと思いました。おそらく、かなり試行錯誤されたのだと思います。いや、本当にすごい歌唱でした。
なんてことを感じながら、
「ようこそおいでくださいました〜〜〜〜〜〜!!!!!」
「きょー! ふのほー! しのほんとのひかり!!!!!」
などと拳を突き上げて叫びまくる私でした…。
"hikari"!!!
なつかしい!!!
2020年、ずっとアパートの部屋にいた頃に聞いて踊り狂っていました。
変なアレンジでしたね笑
腕を左右に大きく振りながら、ほのぼのタイムでした。
ラストは大名曲"ボーイズ・テクスチャー"
"草木"の混沌から、「ワンツースリーフォーーー!!!!!」で視界が開ける感じの開放感が最高に気持ちよかったです。。。
これまでの生すべてが肯定されたような。
そして大音量で聴くと思うのは、やっぱり西田修大さんのギターワーク最高すぎるということ。
「楽しかったー!」的なことを言って、ぴょんと台を降りてステージ袖に消えていく白紙さん。ともすれば正体不明でフワフワしたいけすかない音楽コンピュータみたいな(!?)印象の白紙さんだが、生身の人間なんだということを再認識させられるし、何よりライブを楽しめたようでこちらとしても嬉しい。何様。
願わくばライブセットで観てみたいということと、
"外"と"行つてしまつた"を体感したい!ラップ練習したのに…。
あとは"ユニ"と"光景"も…。あ、それと…。
Phoenix
長谷川白紙が終わった瞬間にダッシュ!
…したかったけど、このあたりで疲れを感じ始める。
なんとかステージにたどり着きましたが、人が多すぎてびっくり。
そしてやたら音像がクリア、声が良い。
失礼ながら、こんなにも人気とは思ってもみませんでした。
オリンピックもあってか、私のようなライトに楽しむお客さんも多かったです。
Lost in Translationが好きなので、"Too Young"を聴けたら良いなと少し思っていましたが、私が着いた頃にはとっくに終わったあとだったよう。
それでも新旧いろんな曲をしっかり楽しめました。
ここまではギリギリ立って観ていましたが、いよいよ疲労がMAXに。
あと2歳若かったら、もしくは昼間にもう少し寝ていればこのままMajor Lazorに行っていたかもしれません。
「大人になるということは、休むことを知るということ…」そう思って富士宮焼きそばを食べながら、気づいたら机で寝てしまっていました…。
坂本慎太郎
やばい。机で寝ていたら坂本慎太郎が始まって10分以上経っているではないか。
ヨロヨロと立ち上がってステージまで歩く。
素晴らしい演奏が繰り広げられているのが手にとるように分かる。
しかし身体は休息を欲している。
人混みの中に入っていくのは無理だと判断し、後方の床にあぐらをかいて聴く。
まじでよい。
半分夢の世界にトリップしており、気づくと大歓声の中でステージを去っていく坂本慎太郎が見えました。
いや、見えていない。だって座っていたのだから…。
Nia Archives…
単独行けなかったのでマジで楽しみにしていました。
けれど疲れすぎて歩けず…。
結局、床で寝ることに。
メッセのヒエヒエのコンクリ床気持ち良すぎる。
cero
またしても開演して20分後くらいに目を覚ましてしまいます。
音がとんでもなく良い。
歌も演奏もレベルが高すぎる。
音源よりももっとグルーヴィな感じでした。
今度はもっと元気な状態で楽しめますように…。
最後のアクトまで楽しむ予定が、あとは寝てしまっていました。
フラフラの状態で、スタッフさんに「そろそろ退場ですよ〜」と声をかけられ、ゾンビのように海浜幕張駅に向かう。5時半くらいには電車に乗れたでしょうか。さすがにこの頃には電車も復旧していました。
いつもなら夕方くらいまで観光して帰るところですが、あまりにも疲れていたので7時前の新幹線に乗って帰宅。濃〜いコーヒーでスッキリしようと思ったのに、構内のコーヒー屋がまだ開いていなくて(そんなことあるの!?)その希望すら絶たれてしまいました。
今回の反省は、日中に活動しすぎたこと…。
でも、そんな失敗も含めて楽しい1日でした。
あ、あとSARUKANIもちょっと見ましたが楽しかったです。
SO-SOがやばかった。
土.。.:*土.。.:・°土.。.:*土.。.:・°土.。.:*土.。
記事を書くのに1ヶ月かかってしまいました。
まだ始まってもいない仕事に追われたり、
始まったら始まったでやっぱり追い込まれています。
でも、こういう日のためにまたやっていくんだと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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