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こころに残るおせっかい

おせっかいって、時に強引で、めんどくさくて、ちょっと重くもあるので、どこまでおせっかいしていいんだろう、難しいな~と思います。

でも、そのおせっかいのおかげで、こころ救われることもあるわけで。

境目が難しい・・・っていうか、そんな境目一生わからないんでしょう。
だって、それを決めるのは私ではなく相手なのだから。


今までたくさんのおせっかいをもらってきました。
その中からこころに深く残っているおせっかい?をいくつか。

今では会えない人も多いですが、ありがとうの気持ちを込めて。

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デザインの会社にいた時、仕事ですごく弱っていたことがあったのですが、デザイン課でイケメンと名高い後輩君がそっとチョコレートを机に置いてくれて、「大丈夫っすか?」と声をかけてくれたことがありました。
そんなことしてもらったのは初めてだったので、びっくりしたと共にすごいな~と心打たれたのを覚えています。

彼の行動は今でも私の中に残っていて、私もかかわる人にそういうちょっとした心配りをしたいなと思うきっかけになっています。

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私が頭を打って入院している時に、それをFacebookに載せたら、仕事の合間にバイクに乗って飛んできてくれた友だち。

「行ってもいい?」ではなく「今から行くから」。

お化粧もしてないし、頭を打った時のあざでひどい顔。
前もって聞かれたら、来なくていいよ!と言っていたと思います笑

でも、来てくれてちょっとだけでも話をして、自分が思っていたよりすごく元気が出た。
多分自分が思っていたより、気持ちが落ち込んでいたんだろうなと思います。

ほんとにうれしかったです。

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最後は、おせっかいの範疇ではないかもしれませんが、私のおせっかい?のきっかけになったエピソード。

自分のデザインチームを持っておらず、まだ人に教えるということをしたことがなかった頃。そして自分のデザインに自信がなかった頃の出来事です。

デザインを数案提出しなければならない案件があり、
残業してなんとかデザインカンプを置きに行ったところ、ちょうど別チームの男性がデザインを提出しにきていました。
目に入ったデザインは・・・なかなか微妙なものでした。

「わー・・・これアリなんだ・・・」と思いつつも、彼のチームの上司がきっとOKだしたんだろうと思い、特に何のアクションも起こしませんでした。

次の日。
そのデザインが課で問題になったらしく、先輩が私に
「〇〇さんのデザイン見たの?」と聞いてきました。
はい、と答えると、何も思わなかったの?と。
「思いましたが、私が言うことではないかと思って」と伝えると、
「へー、、中村さんってそうなんだ」
と言って去っていきました。

「中村さんってそうなんだ」

その言葉の正確な意味を本人に聞くことはなかったんですが
その時私に芽生えたものは、
「なんだ、言ってもいいのか・・・」
という気づきでした。

今思い返しても、その時その言葉を言われて嫌な気持ちにもならずただ許可をもらったような気分になったのは、先輩の竹を割ったような性格のせいもあったと思うけれど、
そこから、ちょっとおせっかいだったとしても、自分はこう思うということを伝えるようになりました。

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今でも時々思い出します。みんなの言葉が、私の一部を作ってくれています。ありがとう~。

そして、なぜこんな話がしたくなったかというと・・・

隣に引っ越してきたおにーさんが、なんかだんだん元気がなくなってきているような気がするのです。

引っ越してきた時に、ぱりっとしたスーツに身を包み、「隣に越してきた〇〇です!」とわざわざ声を掛けてくれて、なんときちんとした人なんだと感心していたんですが、最近在宅勤務になったようで。

たまーに外でタバコを吸っている時に挨拶するんですが、段々生気がなくなってきているような気がするんです。

私が知っているのは最初の印象だけだし、在宅だから出勤の時とは違うのが当たり前だろうって思ってたんですが、なんかそれにしても・・・と気になっている自分がいます。

ここはみんなにもらったおせっかいを返す時ではないか?と、自分にちょっとの勇気を与えるためにこの記事を書きました。

次会ったら声かけてみようと思います。

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