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医療系国家資格を持つ人の改姓手続き

 ここでは、医療系国家資格を持つ者の結婚による改姓伴う最低限必要な手続きをまとめています。日常生活で必要なものも沢山あるのですが、加えて資格の改姓手続きも結構厄介!なのです。ここの多くの記載は、私が体験した数年前の情報に基づいています。当時は色んな所で旧姓併記可能になる前でしたが、今は更に旧姓併記や旧姓使用の手続きが(希望すれば)加わります。最近、ネットでの手続きが一部可能になって、窓口に行く手間は減っている項目もありますが、個人的には手続きの数全体が減ることはなさそうと思っています。

1.婚姻届提出

 最初に婚姻届を提出して、住民票・戸籍謄本(抄本)へ新姓が反映されるまで待ち(数日~1週間位)、その間に新姓の印鑑を作っておきます(最初から下の名前の印鑑を使用している場合は要らない)。

2.改姓手続き開始前に用意するもの

 改姓後の住民票(居住地の役所で発行)、改姓後の戸籍抄本2通(本籍地が遠い場合は本籍地の役所から郵送で取り寄せ、内一通は戸籍謄本でも可)。さらに、旧姓・新姓両方の銀行印、新姓の実印(旧姓の実印は不要)が必要です。

3.手続き

①運転免許証→住民票をもって警察署に行き、そこにある書類を書いて提出します。書面の訂正印として新姓の印鑑が必要です。

②印鑑証明→居住地役所で、新姓の実印の印鑑証明手続きを行います。旧姓での印鑑証明は、改姓とともに効力が失われるとのことです(廃止手続き不要)。

③銀行(ネット銀行以外)→改姓した運転免許証(場合によりコピーも)、自分の場合は新姓・旧姓両方の銀行印が必要でした。名義変更とともに登録印の変更も行います。銀行が用意する書類に記入・捺印して提出します。

④ネット銀行・クレカ→「ネット」銀行なのにネットで改姓手続きは完結せず、コールセンターの営業時間内に電話が必要な事が多いです。電話後に用紙が郵送されるのでそこに書類を記入・捺印し、運転免許証のコピーをつけて返送します。クレカもほぼ同様の手続きです。

⑤健康保険組合→職場の担当部門に行き、書類提出します(書類は何枚かある、旧姓・新姓の両方の銀行印が必要だったと思います)。

⑥国家資格→ 医師・歯科医師・薬剤師・保険師・看護師等の場合、保健所か自治体によっては県庁で直接書類提出を行います。郵送やオンライン提出は不可です。事前にネットでダウンロードし記入・新姓印で捺印した用紙、戸籍抄本(謄本でも可)、医師・歯科医師の場合は登録免許税用の収入印紙の所定金額分(何故かお金払う!)も必要です。収入印紙は郵便局かコンビニで購入できます。柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師・ 言語聴覚士・歯科衛生士・救急救命士等の場合は、該当する財団へ書類と登録免許税と登録手数料を郵送で提出します。他省庁管轄資格の場合(獣医師@農水省等)、中央省庁へ郵送の場合があります。免許証は希望しない場合は改姓する必要はありませんが、改姓を行う場合は同時に手続きします。

⑦保険登録→ 事前にネットでダウンロードした用紙に記入・新姓印で捺印し、戸籍抄本と一緒に各地厚生局(厚労省管轄の役所)に郵送で提出します。

⑧その他・ライフライン・パスポート・マイナンバーカード等→私はライフライン系は、全て旧姓のまま引っ越しまで手続きしませんでした。後輩曰く、ガス・電気は民間企業だからか?、結構融通が聞いて電話だけでOKだったが、水道は役所管理なのでちゃんと書類で手続きしないとと言われた様です。パスポートは旧姓のがちょうど期限切れだったので、新姓で新たに申請しました。マイナンバーカードは導入前で私は関係なかったのですが、今なら手続きが必要で改姓後14日以内に手続きを行う必要があります(運転免許証が必要)。

⑨会員証等→私は姓が変更しても、会員特典はそのままイケると考えて、殆ど各種会員証の手続きをしてません。ただし、確実に家に届いて欲しいDM等がある方は、改姓のためにお店へ連絡された方が良いと思います。

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