初練習

先週木曜日にU18、そして金曜日にU15の練習に参加してきました。誰かの言葉を借りれば、「伸びしろですね〜(笑)」伸びしろしかありません。確信しました。そしてもともと感じていたというか、思っていたというか、僕はやはり別レイヤーで指導していく必要性というか、なんというか感じました。みんな頑張れるし動きもいいしやる気もあるし。しかもU18はクラブユース選手権全国大会の切符を掴み取りました。金曜日に練習参加した時もいい雰囲気を感じましたし、ひとまずよかった!おめでとう!ここからだねー!じゃあどこに伸びしろを感じたのか。細かくいうと全部ですが、一般的に止められていると思っているトラップ。止められてませんでした。蹴れていると思ってるキック。蹴れていませんでした。でもトラップ、キック、運び方、ターンの仕方、教えて貰ってないから出来ないのは当然です。日本ではまだまだサッカーの基礎が自然に身につくような環境は少ないですから。僕もこれらについて深く考えるようになったのは28才くらいになってからです。今ここで知れたら僕よりも10年早く知ることになるな〜。すごーい。そして羨ましい(笑)U18もU15も指導者の人数も少ないし育成現場といえども勝利も目指していますから、チームの戦術やシステムを意識したような全体での練習がどうしても多くなりますよね。なぜなら基礎ができているという前提があるから。前提がある上にクラブとしての成績の目標などもありますから、育成現場でもやはりプロのような練習が増えていきますよね。でも基礎基本の細かいところ突き詰めていったら確実にチームとしてやれること増えてきます。そもそも基礎がない、その状態でも出来る、出来るように見える、ように指導しているのが、今の一般的な指導なのかなと思います。なんでもそうですが一段一段階段を登るしかありません。インステップの基本が出来てないのに、ボレーシュート出来ませんよね。足し算できなのに引き算できませんよね。でもその基礎が身につけば個人としてどこにいっても通用します。基礎のレベルにもよりますが。残念ながら日本だとそのチームのシステムでしか輝けない選手って結構いるんですよね。(それも1つの生き方だとは思いますが)逆にいうと試合で活かせる技術、スキルがあればどこでも生きていけますよね。世界中どこでも。数年前タイにチーム探しにいった時に感じたのは外に出ると個しか見られないということ。外国人だからというのもあるけど、本当に強烈なブラジル人、アフリカ人たくさんいました。組織としての云々かんぬんみたいな練習は全くなかったけど、(やってるところもありました)とにかく個を求められる。なんていうか外に出ると求められこと違うし、自分のスタイルとかってみんなあると思うんですけど、それがチームのシステムのためだけになってるんじゃない?って思うことがあります。もちろん試合になればチームとして戦う訳ですから、システム、戦術の理解などもある程度は大切です。(個人的には育成では必要ないと思いますが)勝つことで注目されたり地元のサッカー少年が憧れてくれたり。勝つことの良さもあります。ただそれが全てになってしまうと、それは違いますよね。だから僕みたいな変人が(笑)別のレイヤーで指導をして勝つことも育成することも同時進行で進めていけたら更に育成のスピードが加速していくんじゃないのか!とワクワクしています(笑)まずはクラブとしてやろうとしていることなどをしっかり理解して覚えなくてはいけないことなどはしっかり覚えて、関わっていければと思います。あとU18に関していうと選手は30人程度いますが、ボールが16個しかありませんでした(笑)GKもアップでボールを使うので、その分を抜くとフィールドプレーヤーが使えるボールの数は10個程度です(笑)最低でも2人に1つ、欲を言えば1人1個、使えるボールがあると有難いですよね。その環境は勝つことで変えれるかも!?(笑)鶏が先か卵が先かみたいな話ですが、何ごともバランスが大切なので、僕はどうしたら1人1人が上手くなるか、ということを1番に考えてあげれるコーチになりたいです。あとは見せれるように。そしてボールの数!!!家で使ってないボールがある方はぜひご連絡ください!(笑)