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1月の終わり

まぶたが重くなる
手が掴むものはこぼれ落ちる
眠気とは違う 理不尽な力に抗えなくて
このまま落ちていけば 沈んでいけば
身をあずけるだけでいい
見守るように包んでくれる ほのかなぬくもり
居心地のいい記憶も 当てはめていくだけ

瞬きが終わっても 君はそこにいますか
瞬きを終えたなら 君にまた会えますか
瞬きの間に 君は消えてしまいますか

まだ言えてない言葉がある
まだ癒えてない傷がある
何気なくできた空白から
僕が残すのは君の存在を無視した自己満足のヘドロ

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