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褚遂良もう一回(572字)

ヘッダー画像は、いろいろ書くちーさんの書です。
ありがたく使わせていただきます。

前の記事にひきつづき、褚遂良、雁塔聖教序の
臨書にトライです。2回目。今日はこれで
最後にします。


大唐三蔵、松風水月、の臨書

今回は、自分へ徹底ダメ出しを
してみます。自虐的じゃないです。
反省点の見直しです。自己解説。

褚遂良の書は、線が細く、
一見弱いように見えて、芯が通っています。

細い線なのに、細い太いがあって、
滑らかな線質と、形はアンバランスへあえて
行きつつも、最後には美しい構築性に
まとめ上げる手腕があり、
非常に難しいです。
線が細いですと、
一本一本の線の太さが、
かえって大きな意味合いを有することになり、
一字を構築する上で、有用な役割を
担っています。

お手本は2センチ強四方の大きさですので、
いかに難しいか、思い知らされます。

『蔵』はまずまず乗れたでしょうか。
『風』に至っては、ほとんどバランスを
崩し掛けています。お手本もそうなっています。

『松』も、美しさのギリギリを突いています。

どうして、ここまで細やかな神経を
使っているのか、
歴史的事情や時代背景なども
調べてみたいところです。

ともかく、2回目のトライでした。
いつか全臨(原文を全部書き写すこと)を
達成を目標にしたいと思います。

夜分遅くに連続投稿、失礼をいたしました。

みなさまのご無事を。
おやすみなさいませ。

つる かく

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