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書く道具 1328字

私は無精なので
物を書く時の実際は
差し当って書ければ何でも良い

だけれども
欲を言い出せば 実はキリが無いのも
一方ではある

なぜそういう矛盾した思いに
なるかというと
私は短歌もすれば絵もする
書もするし
それに合わせて道具など変えていると
手間が掛かって仕方が無いのである

ただ理想的な思いだけはある

このように長い文章を書くときは
パソコンが便利だ
昨今は漢字の変換が上手くゆかない
ことが多く困るのだけど
note をする場合 仕方が無い

一度 つる の日記を
朗読してみようかと思ったりも
している
私は音楽をするので
話言葉 音声で記事投稿するのも
そんなに抵抗は無いのである

次に短歌
落書きメモをよく使う
紙はおよそ何でもいいし
ただながら ボールペンだけは
少々こだわりがあって
さおり織りのボールペンを
いつもの店で買い 使っている

一般に売られているボールペンを
糸で巻いた物で非常に優れ物だ

普通のボールペンの太さの二倍近くは
あろうか
小筆よりもずっと太くて
小さい字を書くのに太いペンは
非常に書き易い上に
糸の手触りがとても良いのだ

なるべくならば、要するに
ストレスなく書けるかがポイントで
紙にせよ書く道具にせよ
ストレスレスな物を好む

書く段になっての不都合を
顧みないならば 紙は
半紙が一番だ
それに小筆で書くのがベストである

書く時の音の大きさも最小限であるし
耳に心地よいのもすこぶる良い

短歌を詠む(書く)ときは
普通の紙にボールペンが便利だ
とにかく推敲しまくるので
細かい事にいちいちこだわっていられない
ひらめいたアイデアを即
メモを取れるスピードが物を言うのだ

それで書だが これは言うまでもなく
半紙と筆である
できれば墨を摺りたい
私は鼻が悪いが それでも
摺ってゆく内に墨の香りに
気付くのも気分のいいものであるし
静かな晩、もしくはほぼ無音状態の
深夜に15分なり30分以上
墨を摺っていると
気持ちも乗ってくるというものだ

本音を言うと早く書きたいので
面倒くさいのであるが
それでも正座などしつつ
墨を摺る時間もいささかながら
設けたりする昨今である

私の作業机はこたつである

こたつテーブルにノートパソコンを
置いて物を書くし
書や短歌を書く時もそのままにして
使う

テーブルの長さは奥行きがあり
縦長なので
パソコンを前に置きながらでも
書をすることはできる
半紙サイズまでだけれども

使い勝手の良い筆を4本持っているので
充分である

最後に万年筆であるが
これはハガキなどに書くときに
用いることが多い

比較的いやな音はしないし
なんだかきちんと文面を
書いているような心地にも
なるからだ
寒中見舞いなど 少し
改まった文章を書く時は
気持ち改めて万年筆で書く
やはり無精なので
カートリッジ式ではあるけれども

ともかく扱うジャンルが多いので
いちいち細かい事にこだわって
いられないし 心に余裕のある時だけ
文房具にこだわる時もあるという程度だ

ただ 一様に言えそうなことは
物を書くという行為自体は
それなりに労力が要るだろう
との事である

そんな訳で
パッパと書くものだから
全文章は短めが良い

書いても2千字止まりで
へとへとになる

他の作者の文章なりを読む時も
同様に短い方が都合が良い

紙で出来た本なら
分厚い場合 相当の心の準備が
必要である 基本読めない

以上 書く段の話でした

つる かく

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