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人生のプレイリスト

こんにちは、つる です。

note内で、けるぼんさんという方のページを

伺いました。

そのページでは、

「人生のプレイリストを作ってみませんか。」

というご提案を拝読しました。

具体的には、

幼少からの、折々に触れて出会った音楽を、

リストアップすることで、

自分の来し方をふり返り、気持ちの整理をして、

未来へ目を向ける作業のようです。

私も作ってみることにしました。

あ、記事を引用します。

この記事を紹介してくれた、

Paprikachordさんに、感謝申し上げます。

それでは、つる の プレイリストのはじまりです。


『 幼少期 』

私が、音楽を音楽として、

初めて認識したのは、いつのことだったろうか。

それはつまり、ものごころつく前にまで

さかのぼる。

夢を見たことだ。寝ている間の。

およそ月から地球を眺めている映像。

それがぼくの音楽初体験だ。

見た、というのに、音楽を聞いた、とは、

どういう意味、と思われるかもしれない。

そもそも、ものごころもついてない頃なのに、

どうして、月から地球を見たって言えるの。

と思う方もいらっしゃるかもしれない。

私は、読者が分かるように文章を書くのが

好きなので、説明させていただきたい。

まず、それが地球であった、と認識できたのは、

今40代を終わろうとしている私が、

ふり返って言えることだ。

言葉はまだ覚えていないけれども、

映像は、ものごころついていなくても

記憶できる、という話だ。

そして、それを音楽としたことにも

理由があって、

最近の私は、目に見えるものも、

音楽的に感じることが

多くなってきたことに寄るのだ。

例えば、山の樹々を見て、

その木の集まり、高さのでこぼこした感じが、

まるで音の波形のように感じるし、

オーケストラの交響曲を聞いている心地にも

されるのだった。

という訳で、ものごころつかない頃に、

夢の中で地球を見たことが、

私の音楽の最初と申し上げたいのであった。

今、思い出して、不思議な経験もあるものだと

思った。

次に浮かぶ、音楽的印象とは何だろうか。

あまり細かく記憶を手繰り寄せようとすると、

あまりに長い文章になってしまい、

疲れてしまうので、

大きなポイントだけ、かいつまんで

話がしたい。

幼稚園の頃は、特に無い。

小学生の頃は、沢山の思い出があったけど、

これも端折る。

中学生になって。

恋をした。

好きな女の子ができた。

彼女は、ピアノを弾くのだった。

放課後、音楽室で二人きりになって、

彼女はピアノを弾き、

私は笑みをこぼしながら、それを聞いた。

それが一番いい思い出だ。

高校生の頃も特に話すことが無い。

ここまで書いて、一つ気付いたことがある。

どうやら、私は、自分の過去に

さして関心を示さないようだ。

まるで他人事のように思える、

そんな青年期を過ごしたような、

今の気分だ。

とても沢山の経験をしたと思うのだけど、

今更話したい気になれないのだ。

過去にはあまり興味がなく、

これから今後の自分に興味がある感じ。

うう、私はプレイリストを作る値打ちは

あるのだろうか。

いや、こういうプレイリストもあっても

いいじゃないか、と思い直して、

文章を書き進めることにする。

私にとっては、何と言っても恋の話を

してみたい。

20代後半、私は初めて彼女ができた。

彼女とは音楽の趣味が合って、

意気投合した。

でも、付き合いたい、とか、

恋心は無かった。

仮に付き合うことになったとしても、

長くは続かないだろうと、予測していた。

一番の友達としてなら、

一生彼女とは仲良くやってゆけるように、

その時は思えた。

しかしながら、彼女から電話で告白を受けて、

私もまんざらでなかったので、

付き合うことにした。

私は、パソコンで音楽を作る人だった。

彼女も同じ趣味を持っていた。

お互いに曲を作っては、

聞かせ合いをした。

互いに、お互いの曲を気に入っていたのだった。

互いに音楽が好きな上に、

お互いが作る音楽を、

互いに気に入っている関係なんて、

何て幸せな時期を過ごしたのだろうと思っている。

でも恋愛自体は、うまくゆかなかった。

半年で別れることになった。

原因は、私にあると思っている。

とにかく音楽作りに夢中なのだった。

彼女を顧みなかった。

そして、彼女自身からも言われたのだった。

他の男と寝た、と言われ、

つる(私)のせいだからね。

と言われたのだった。

私は、付き合っているのに、

他の男と寝た彼女を許せなかった。

私から、別れを切り出した。

自分のせいだと思いつつも、

赦せなかったのだった。

あまり、こういう話は晒したくないのだけど、

時効にさせていただきたい思いで書く。

今なお、私の心に深く沈んでいる思いだ。

辛いが、仕方ない。

そういう懺悔したい経験がいくつかあるが、

この話だけにとどめておきたい。

今は、平気で書いているが、

この文章を投稿する段になったら、

私には、とても勇気が必要だろう。

わざわざ自分の分が悪いことを、

好き好んで書きたくはないものだから。

でも、最初に書いたように、

私は過去と向き合って、一つでもいいから、

心を片付けてゆかねばならない。

そういう意味で、彼女とのことが、

一番真っ先に思い出されるのだった。

この気持ちにけりをつけない限りは、

お天道さまに顔向けて、人生を歩めない。

でも、ここでふと思いつく。

どなたにも、言えない過去の一つや

二つはあるのではないだろうか、と。

また秘密にしておきたいこと。

懺悔したくてもできないことなど。

あの時の自分は許せない存在であったとしても、

今を生きている自分は、許したい。

そういう今の気持ちだ。

そうでないと、前へ向いて生きてゆけない。

ここまで書いて、

初めてそのことに気づいたのだった。

この辺りが潮時と思われる。

私の心身の無事と、読者である貴方の無事を思うと。

こういう場、表現する場を与えていただいた

noteにまずは感謝申し上げます。

そして、プレイリストを作るに至れたことにも、

感謝しなければ。

けるぼんさん、並びにけるぼんさんのページに

感謝申し上げます。

そして、そのページを教えて下さった、

Paprikachordさんにも。

最後になって、恐縮至極に存じますが、

お読み下さる方へ。

まことありがとうございました。

私のnoteが、今しばらく続くことを願います。

それではまた。

               つる

       令和2年11月23日 月曜日 朝

お着物を買うための、 資金とさせていただきます。