のび太くんになるためには
こんにちは。
今回のテーマは「AI時代で人である自分が活躍するためには」です。
AIと聞いてみなさんは何を想像するでしょうか?
プロ棋士がAIに負けたとなれば全国ニュースにもなるこのご時世、「AI=人工知能」ということはご存知かと思います。
個人的にAIと聞くと、「ロボット」を思い浮かべます。
では、ロボットとはと考えると真っ先に浮かんだのはドラえもん、そして鉄腕アトムにアラレちゃん。
これらの作品の中で、我々人間はロボットと共存しているように見えます。
特に、日本人の誰もが知る「ドラえもん」の中の登場人物であるのび太くんはドラえもんと学校以外はほとんど共に過ごしています。
のび太くんといえば「ドラえも〜ん」と常に泣きついているのが容易に想像できると思いますが、いつもそうではありません。
なんだかんだ言って活躍するのが、野比のび太。
ドラえもんのひみつ道具にすぐ頼るくせに、道具に任せっきりではないところがあります。
つまり、自分の力で物事を解決しているように私は感じる部分があるのです。
今回はAIが日常的に当たり前になった現代を生きる私たちが、のび太くんのように自分自身の力を十分に生かし、活躍する方法を模索したいと思います。
AI(人工知能)の歴史
私たちは今、これもAIが搭載されているのかと知らされなければわからないほどAIと当たり前に生活していると思います。
AIが身近になった現代においても、実は「人間と同じように考えるコンピューター」はまだ世界中どこを探してもありません。
つまり、完全な人工知能はまだ完成していないのです。
では、AIはいつから研究され、誕生し現在に至るのか見ていこうと思います。
上の図に見られるように、AIの研究は「ブームの時代」と「冬の時代」を交互に経験してきました。
「冬の時代」は図を見ていただければわかるように停滞している時代を指します。
第1次AIブームは、1950年代〜1960年代。コンピューターに「探索・推論」させることによって、問題を解かせる研究が進みました。
第2次AIブームは、1980年代。コンピューターに「知識」を入れるアプローチでのAI研究が盛んに行われました。
そして、2000年代のインターネットの広がりとともに、現在第三次AIブームに差し掛かっています。
つまり、私たちは今第三次AIブームの波に乗っていることになります。
AIの歴史を見てみると、AIが二度も挫折を味わっていることに気付きます。
そのことを知ると「AIは怖い」という印象が薄くなるように感じました。
何度も困難を経験しながら、60年もの間着々とAIの研究は進められ、やっと機械が人間と同じように考えることがより現実味を帯びてきました。
では、これらのAIは私たちの生活にどのような影響をもたらしてくれるのでしょうか。
AIがもたらす社会への影響
第三次AIブームを中心とした技術革新では、過去の技術革新との違いとして、 人が業務の中で道具としてICTなどの技術を活用する仕組みから、人と人工知能(AI)の共同作業に重点を置い た業務を中核に据える仕組みへの変革が期待されています。
このような新しい仕組みの下では、人とAI はお互いが仕事上のパートナーであり、当然ながらその姿に行きつくためには、人とAIの相互の信 頼関係に加えて、AIが単独で自律的な労働を担えることが前提となると考えられています。
ここまでくると、いよいよのび太君とドラえもんの関係性のように感じます。
また、AIを労働の担い手としてみた場合には、これまで人が携わってきた業務の一部を代替することで、業務効率・生産性向上の可能性や、これまで人が携わることができなかった業務を担うことで、新規業務・事業創出の可能性を秘めていると予想されているのです。
ここで、言えることはAIにはAIができることを、人間は人間ができることを区別してお互いが仕事を分け合うことで効率よく作業を進めることで、作業の回転率を上げることができ、生産年齢人口の減少が懸念される現在において、AIとの協力プレーは避けられない、むしろ推奨されるべきであると感じます。
しかし、このままではAIに仕事を乗っ取られ、人間のしていた仕事がなくなって生きていけなくなるのではないでしょうか?
このように考える人も少なくないでしょう。
実際どうなのか見ていきたいと思います。
AIによる雇用への影響
AIが導入されることによって生じるタスク量の変化の雇用への影響については、
①雇用の一部代替、②雇用の補完、③産業競争力への直結による雇用の維持・拡大、④女性・高齢者等の就労環境の改善の4つが想定されています。
このことから、仕事のすべての雇用が代替されるのではなく、一部のタスクのみがAIに代替される可能性が高いことが分かります。
ゆえに、私は職を手に付けず何もしない人間、いわゆる無職の人間が今後増えるというよりはAIにできる仕事が今後増えたとしても、それはあくまでイブタスクの代替えであり人間にしかできない仕事はAIの質がどんどん上がるように、同じように求められる人間にしかできない役割が生まれると思います。
話は戻りまして、のび太君になる方法。
それは、AIを怖がらないことではないかと思います。
そして、自分の強みを理解すること。
のび太くんはすぐにドラえもんを頼りますがそれはジャイアンにぼこぼこにされそうなときや苦手な勉強をこなさないといけない時。
やればできることではあるけど、ピンチに陥った時に逃げることはありません。
このことから、のび太君は「僕なんて」と日頃思ってはいるけど、どこかで自分のことを強く信用しているのだと思います。
そして、その成功体験を忘れず「僕はこんなことができるんだ」と自信を蓄える。
強みを理解することで、人は人であること。AIはAIであること。
AIにできないことも僕にはできる。
その気づきの小さな積み重ねで、人はAIとともによりよい未来を築けるのではないかと考えます。
この記事を書くまで正直、AIに対して怖い、末恐ろしいという印象を持っていました。
しかし、AIについて調べ、知ることで私には私にしかできない役割があるのではと思えるようになりました。
そして、AIと持ちつもたれずといったように互いに補って生きていきたいと思いました。
今後もAIの動向に注目しつつ、自己分析を怠らず自分に威信を持って生きていきたいと思います。
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