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潮騒ぎな釣りロック【RE:CyberPunk】

◉実家の家族(両親兄二人)全員が読書家で、家のいたるところに小説、雑誌、ノンフィクション、文庫などが散乱しており自然と本を読むようになった。小学生の時は「赤川次郎」、中学は「音楽雑誌、ミステリー小説」、高校で「純文学」と段階を経て大学時代なぞ時間だけが有り余っていたので、パチンコ行くか、麻雀するか、友人たちと悪さをしに街に繰り出すか、以外は大体本を読むか映画を見ていた。誰だってどんなジャンルだろうが本に影響されることはあるだろう。あのセリフいつか誰かに言ってやろうとか、このシーンは斬新やなぁとか、この展開は仕事でパクろうやら、己の人生の生き方を決定させた要因は「本、映画、音楽」などのカルチャーに触れたからだと断言できる。

◉超仲の良かった先輩で今も当然親交が続いてる親友、通称:ジョニー。あだ名:サッキーに大学時代進められたのが「ニューロマンサー:ウイリアムギブソン」だった。

千葉シティから始まる近未来はぞくぞくしたが、途中で断念。何度読んでも断念する類の小説がある:ケルアックの路上とか。何度挑んたことか。まさにそれ。
ここ最近、長文小説が全く読めなくなったのでこれではいかん、いい歳こいたおっさんがたかだか500Pの本ぐらい完読しなくては。名作中の名作やぞ。ということで読み始めたが、半年はかかりそう。

◉CyberPunkというジャンルに括られるこのサイエンスフィクション(SF)は社会心理学や異常心理学で現れる「対立」や「葛藤」の発展形と看做される構造・機構・体制に対する反発(いわゆるパンク)や反社会性を、主人公の言動や作品自体の主題のもう一つの軸として好んで多用されている。これらを内包する社会や経済・政治などを俯瞰するメタ的な視野の背景の提供と描写が加えられることで、作品をサイバーかつパンクたらしめ、既存のSF作品とは一線を画すことが認識されて成立し確立されている。(wiki)と説明されている。嫌いなわけがない。体制への反発、反抗、権力への服従を拒否、偉そうなやつらをファックオフ。これぞ若者文化ってもんでしょうよ。過日名古屋で昭和天皇を焼き払う映像?とか従軍慰安婦の銅像?の芸術展が揉めてたけど、逆に「めっちゃ可愛い従軍慰安婦像を製作しハメ撮りする映画」とか作りたいなぁなんてわたしゃ思ったり。冗談が通じる、受け容れる寛容な社会になってるかと思ってたがつまらんことが問題になりますね。

◉Cyberと言えば、CyberAgent。2001年に中途入社し2017年まで在籍させてもらったので仕事とはなんぞや=サイバーで全て習得したようなもの。しかし奇人変人異端児扱いされてたなぁ。噂で聞いた話では危ない管理職ワースト3に入っているとリストに載っていたり、思い当たる節はあるが、イカレタ奴は初期の頃はめちゃくちゃ居ましたぜ。頭が本当におかしい訳ではなく、一発何かデカイことを狙っているとか、大企業なんか糞くらえ的な人とか、体制や出来上がったシステムを壊そうとしてるひとたち。上層部に居る方々も基本は古い考えや体制と闘ってるんじゃなかろうか。藤田社長のHIPHOP好きは有名やけど、日本で一番盛り上がってるレベル(REBEL)ミュージックと言えばHIPHOPだろうし。そういや西新宿パンティーズには笑ったなぁ。やっと出てきてくれた、待ってました。って感じ。話それた。
要するにサイバーもPUNKなんすわ、とても人が良いパンク集団。

◉半端ものな俺は激戦地の最前線で戦うのは心身ともに限界を感じ軍人退役(サイバー出身者は卒業ではなく退役という)をさせてもらった。入社した時は100人足らずの会社があれよと5000人規模に拡大。売上高は4500億。恐らく1兆円も見えるだろう。その渦中に居たのでそれは凄まじいものを見てきたし体験したし新しい発想やプロジェクト、新事業案、人事案、組織編制など常に変化と進化をしてなきゃこの成長はないだろうし、一緒に働いてた戦友たちはほんとに皆心から気持ちのよいいやつばかりで仕事熱心。
その環境にいれたのはほんとにラッキーで財産になっており今でも仕事の矜持はサイバー流を捨てることができず、困る困る。こんな消費者を騙す汚ねぇやり方するクライアントなぞ仕事するかよとか変なプライドだったり、あんな媒体に出稿したら、クライアント事業悪化するの目に見えてるし信頼なくすし、なんでそんなの提案すんの?などが湧き出る、かなり頻繁に。お金儲けしないと生きていけないのは重々承知。が、そこまで男の格ちゅーもんを易々と下げれるかいと。この1年経済的に困窮し早かったなぁ倒産するかぁーとかまで行きついた俺はそうも言ってられないのが現実でパンクしてる場合じゃないけど。

◉「サイバーエージェント経済圏」と俺が勝手に読んでる用語がある。経済共同体、生体系が存在していることを意味する。例えばサイバーエージェントの広告代理店部門の売上は2600億ほど。担当する顧客(企業)のプロモーションにかかわる訳だから事業を成功する結果を残さないと当然切られることになる。ということは顧客の売り上げ規模などを勘案すると軽く10兆円ぐらいお金が動いてる筈。
顧客だけでなく仕入先(メディア)や制作会社などパートナー企業もある訳で経済を動かしてるなぁと最近しみじみ思ったり。
そんな私も独立後サイバーエージェントのメディア事業部から発注を頂いたり、在籍していた広告事業部から重要顧客のプロモーションを手伝わせてもらったり、辞めても経済的にお世話になっている。独立すると普通は前の会社と疎遠?になるか、辞め方が悪かったから取引できないのか、そもそも能力がないのか解りませんが、ご縁が続いてると言うのはポジティブに捉えてる。
サイバーエージェントを退役した人たちから仕事の相談、依頼もある。これもサイバーエージェント経済圏。サイバーで一緒に働いた、たったそれだけなのに仕事に繋がるのは特別な関係な証拠で人脈だけでは片付かない気がする。
現サイバーエージェントからのお仕事。サイバーを辞めた方からのお仕事。サイバー時代取引先だった方からのお仕事。ライオンズクラブや商工会に入るより規模が大きい経済圏が成り立ってるのではないやろか。適当な事書きだしたいかん、眠くなってきた。

◉・ニューロマンサー読了後はトマスピンチョンのバインランドもいけそう。CyberPunkではないがSFでは「虎よ虎よ」が個人的にオススメ。重厚。
・パンクロックはGGアリンを研究。NYパンクはパティスミスをもっと聞きこみ女性があの時代何を伝えたかったのか勉強したい。よくイギリスがパンク発祥とか勘違いされてるが、NYが始まり。NY一の不良ルーリード率いるベルベッドアンダーグラウンドが元祖。イギリスならクラッシュやJAM(ポールウェラーはJAM後が更に渋い)もよいがバズコックスとかビリーブラッグなどもかっこいいと思います。
・サイバーエージェント 退役後も仲間として迎えられるならこんな光栄なことはない。辞めても好きだし。

もっと伝えたいことがあったはずなのに纏まりのない乱文になりました。眠たい...

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