ソラックス・ダン

1.
スレッドでシャンク全体を下巻きする。きれいなボディを作るためにも下巻きは手を抜かずにしっかりやろう!

2
下巻きの巻き終わりに、まっすぐなリアルテールを2本巻き留めテイルとする。長さはシャンクと同じくらい

3
ウイングとなるマラードの下ごしらえ。ストーク部は張りがあるので、先端部をカットして使う

4
スレッドをシャンクのほぼ中央に戻し、カットしたマラードの先端を巻き留める。この時点で長さを決めてしまう

5
ウイングを垂直に起こす。そして、倒れてしまわないように、スレッドで根元をしっかりと巻き固定する

6
スレッドをベンド側に戻して、テイルをタスキがけにしてわける。角度はほぼ90度。それを瞬間接着剤で固定する

7
ボディとなるスーパーファインダビングをスレッドにダビングする。しっかりとよりつけ過ぎないようにする

8
テイルの下に1回スレッドを回してから、ボディを巻いていく。ダビング材は、少しずつ足しながら巻くとよい

9
ウイングの後ろでハックルの裏側(光沢のないほう)が上を向くように巻き留め、さらにボディを巻きすすめていく

10
ウイングの根元にもしっかりダビングしてボディを作っていく。ヘッドのスペースだけ残してボディを作る

11
ウイングをはさむようにして、ハックルを4~8回転巻く。回転数違いがあると状況に応じて使い分けられ便利だ

12
ハックルをカットし、さらにアイの後ろ側をダビングする。ヘッドを巻くスペースがなくならないように注意する

13
ヘッドをしっかりと作り、ハーフヒッチでフィニッシュ。見た目の印象も変わるので、ヘッドはきれいに作りたい

14
ハックルの下側をていねいにカットして、完成。キャストやドリフトにも影響を及ぼすので、手を抜かずにやりたい

何匹釣っても性能が変わらない釣り上がりの優等生

岩井さんが「70点」と評するこのフライ。ウイングがマラードなどを使っているため、リアルさ、視認性がC.D.C.を使ったそれには劣るためにこの点数だという。しかしこのフライはそのマテリアルの性質上、いつまでも70点。C.D.C.のように一匹釣ったからといって性能が変わらないところが優れている。魚の活性が高く、テンポよく釣り上がりたいときにはとても重宝するフライだ。また、#10サイズに巻けばオオマダラカゲロウ、#14サイズに巻けばキイロカワカゲロウと、マッチング・ザ・ハッチ的にも使える。黄色のC.D.C.をウイングにし、ハックルとボディをブラックにすればテレストリアルパターンとしても働いてくれるそうだ。何匹釣っても性能が変わらない釣り上がりの優等生


Materials
①フック:ジャスティス981%2310~16
②スレッド:ダンビル6/0(ホワイト)
③テイル:リアルテール
①ウイング: マラード
⑤ボディ:スーパーファインダビング
(ペイルイエロー)
⑥ハックル:コックネック(ゴールデンストロー)

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