見出し画像

Etsy 海外発送には追跡サービスを付けるべき?

みなさまこんにちは☺️

Etsyに限らずですが、海外に商品を発送する際には追跡サービスを使うべきかどうか迷いますよね。

お手頃価格で利用出来る海外発送の追跡サービスといったら、国際書留もしくはeパケット・eパケットライトあたりを検討される方が多いかと思います。

今回はそれらの追跡サービスを発送方法として取り入れるかどうか迷っている方に向けて、判断材料として参考になる情報をまとめていきたいと思います。

まずは、追跡サービスを使った際のメリットとデメリットについてです。

<メリット>
・オンラインで簡単に荷物の追跡が出来る。
・お客様からの荷物についてのお問い合わせ件数が減る。
・荷物が無くなってしまった際に損害賠償が受け取れる。
・遅延が原因でショップの評判を落とすリスクを軽減出来る。
・セラーもお客様も安心してやり取り出来る。


<デメリット>
・送料が高くなり注文件数が減る
・発送の際にお客様に追跡番号をお知らせする手間が増える(数が多いと結構大変
😅
・国際eパケット/ライトの場合は専用パウチ請求や専用ラベルの作成が面倒。
・受け取りにサインが必要な為、お客様が留守だと受け取る事が出来ない。
・留守で荷物を受け取れなかった場合、保管期間にお客様が荷物を受け取りに行かないと発送元に返送されてしまう。

こうやってリストアップしてみると分かりやすいですが、メリットもデメリットも同じくらいあります。

なので、一概にどちらが良いというのは難しく、状況やお客様の好み、セラーの考え方によって変わってくるというのが実際のところです。

私はこれまでに2300件程の注文を世界各国にお届けしてきましたが、そのうち亡失という結果となったのは2件のみです。(国はブラジルとモーリシャス。)

一方、遅延は結構な数あります。航空便だと通常は2週間以内に届くのですが、夏の長期休暇やクリスマス休暇の時期は必ずと言っていいほど到着が遅れ、お客様からの問い合わせが増えます。

問い合わせ対応業務軽減という観点から考えると、追跡サービスを利用して発送している場合はそもそもの問い合わせの数が少なくなりますし、問い合わせがあったとしても追跡情報をお送りすれば解決するので、追跡サービスを使った方が良いでしょう。

ただ、追跡サービスを付けたからと言って遅延が避けられる訳ではありません。また、遅延したからと言って損害賠償は受け取れません。

先に挙げた数字からも損害賠償を受け取れる確率はほんのわずかです。それを考えると、一番大きなメリットであるお客様からの問い合わせ対応業務軽減に対して、それ以上に手間が発生しているような気がしなくもありません・・・。

以上のことを考慮すると、追跡サービスを使う甲斐があるケースというのは限られてくるかなと思います。

<追跡サービスを使った方が良いケース>
・注文金額が高い場合(補償額に近いまたはそれ以上の場合)
・一点物・ハントメイド品など、亡失した際に替えが利かない商品
・お客様のお手元に届けるまでショップが責任を持つポリシーの場合
・売上よりもトラブル回避を優先したい場合

以上に当てはまらないのであれば、先に挙げたメリットとデメリットを天秤にかけて自分がショップを運営しやすい方を選びましょう。

ちなみに私のショップでは、追跡サービスはご希望のお客様のみオプションで付けられるように設定してあります。

国内フリマアプリなどと同様、Etsyもお客様が追跡サービスを選ばなかった場合にはセラーに責任を問いません。

ただ、お客様との無駄なトラブル・不要な返金を避けるためにリスク回避もしておく事が前提です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

Etsy|追跡番号がない場合のクレーム事例を終了させるには?

また、Etsyがいくらセラーに責任を問わないとは言え、注文が届かないとお客様はもちろんメッセージを送って来ますので、その際は丁寧な対応を心がけましょう。

こちらの記事では未着の問い合わせに対するメールのテンプレートを紹介しているので、良かったらこちらも参考にしてください。

Etsy 荷物が届かないというお客様を安心させてあげるメール対応|英文メールテンプレートあり

以上、海外発送に追跡サービスをつけるべきかどうかについてでした。ショップの方針を決める際の参考となれば嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?