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そうだ、本気になれよ 本気で向かってこい 子どもだとか小学生だとか中学生だとか、関係ないこと全部捨てて おれの球だけを見ろよ


わかる人いるかな。

バッテリー (著: あさのあつこ) の主人公、原田巧の言葉。



子どもの頃、圧倒的に友達がいなかった。

あとで振り返れば、手を差し伸べてくれた人もいた。

でも当時の自分は彼等に気づくことはできなかった。

でも、そこまで辛くなかった。

自分には本があったから。

物語の登場人物は、自分にとって、生身の人間よりも圧倒的なリアルさを持っていた。

圧倒的に魅力的だった。

実在するかどうか、あったことあるかなんて全然重要じゃない。

自分の中に確かにいるんだから。


そうだ、本気になれよ
本気で向かってこい
子どもだとか小学生だとか中学生だとか、関係ないこと全部捨てて
おれの球だけを見ろよ


急にこの言葉が浮かんできた。

なんでだろうって考えていたら、それは久しぶりに、原田巧みたいに、剥き出しのままで生きることで、関わる相手も剥き出しにしてしまうような人間をみたせいかな。

それも子どもじゃなく、大人で。

それは、坂爪圭吾さんとGiさん、りゅうくん、ゆーほだ。

彼らはPRESENTSというバンドだ。

昨日は、彼らのライブがあった。

ライブを観てて、Live、つまり生きるってことなんだなあって思った。

彼らのライブは剥き出しの存在のぶつかり合い。

文字通り、生命の咆哮、存在の雄叫びだ。

そこに、あの言葉を自分は感じ取った。

圭吾さんも言っていた。

「言葉や思いは、外に出さないと、どこかへ行ってしまう 外に出すことで自分の中に残る」

よし、書こう、そう思った。

圧倒的にめんどくさがりで

気まぐれで継続が一番苦手な自分がどこまでできるかわからんけど

書きたい、とおもったらただ書く。

外に出してしまう。

そこはもう決めた。


昨日のライブの熱に当てられたのか、今日は、本当に久しぶりに路上弾き語りをした。

九州の大分で、夜な夜な友達とトンネルにギターをもってごちゃごちゃやってたことを思い出した。

音楽って素晴らしいね。

路上って素晴らしいね。

幸せな思いでギターを弾いていたら、母親くらいの年齢ほどの女性が、立ち止まってくれた。

いい声ですね、と一言。

嬉しかった。

言葉って人が人に渡す最高のエネルギーだ。

彼女になにかリクエストがあるか尋ねたら、「パプリカ/米津玄師」 とのこと。

ちゃんと聞いたことなくって、弾くのも初めてだったけど。

それでもやってみた。

メロディがわからなくって、止まってもじっと聴いてくれた。

歌い終わったとき、とても良かったです、と言ってくれた。

嬉しかった。

そして、帰り際に、わざわざ遠くの自動販売機までいって、あったかい缶コーヒーをくれた。

尾崎豊じゃないけど

100円玉で買える温もりだよな、本当に。

ありがとう。

こんな感じで、雑多にいろいろ書いていくことにする。

とりあえず今日言いたいのは、

音楽がしたい。

キャッチボールがしたい。

そうゆうこと。


つづける。






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