私の不妊治療㉑「仰臥位低血圧」

迷走神経反射と仰臥位低血圧。
普通あんまり馴染みがなさそうな言葉ですね。

私もこの言葉が身近なものになったのは数年前のこと。
迷走神経反射で失神した時の話は過去記事参照です↓

2019年の頭は仕事上のストレスが酷く、自律神経が大いに乱れていました。
毎週土曜〜月曜の3日間の内いずれかで必ず、動けず、吐き気を催すほどの頭痛に見舞われ、仕事が苦痛で日曜18時くらいには涙が流れてくる始末。
そしてどれが生理かわからないほど月に何度も出血していました。
これは不妊治療と全く関係なく、職場の人的要因だったのですが(当該人物はその後間もなく退職しました/ほぼクビ)
この時の不調で「自分は自律神経が弱い」と自覚したものです。

大人になった今も乗り物酔いは酷い方です。
そして幼い頃自家中毒を発症していた人は自律神経が弱めなんだとか。
思い返してみれば幼い頃自家中毒でよく嘔吐していた、と母に言われ、
微かな記憶を辿ると確かにそうだったなと思うことが。
というのも自家中毒の子供の吐瀉物は「リンゴの匂い」がするのが特徴で、
小さい頃リンゴジュースが嫌いだった理由を知ったのでした。。。(笑)
リンゴジュース好きな方、すみません。


とにかく私は不妊治療中に何度か迷走神経反射を起こして失神を経験しているわけですが、妊婦にはそれとは別に「仰臥位低血圧(ぎょうがいていけつあつ)」という症状が見られることがあるそうです。

こちら私の文章で説明するより画像なり何なり検索してもらった方が遥かに伝わりやすいとは思うのですが
簡単にいうと、仰向けになった際、大きくなった子宮が背中側の太い大事な血管を圧迫してしまい、頭へ戻る血流を妨げることで気分が悪くなること。
症状としては息苦しさ、めまい、吐き気、冷や汗…など。
迷走神経反射と同じ…。
症状が似過ぎて、私にはどちらが起こっているのか未だによく分かっていません。
流石にもうそんな症状出ないに越した事はないのですが、次回の健診で聞いてみようかなと思っています。

というのも、
妊娠7ヶ月を迎えた7月中旬、私は美容院で失神しました。

シャンプー中のほんの数分、仰向けに近い例の特殊な体勢で気分が悪くなったので、仰臥位低血圧かと思いきや、実際に失神したのは、座席に戻ってから。
仰臥位低血圧ならば「血管の圧迫をやめれば=身体を起こしさえすれば」速やかに改善するはずなのです。
その美容院では感染対策のため、ずっとマスクを付けっぱなしということもあり、ドライヤーの温風でトドメを刺されたのかなと考えると、あれは迷走神経反射だったのか…

そんな事を思っていたら、9月中旬また美容院で気分悪い騒動。
今度は失神まで行きませんでしたが、冷や汗と目眩でうずくまってしまいました。
シャンプー中の出来事。
(髪がビチャビチャの状態で起き上がってしまって申し訳なかった…)
でもやっぱり身体を起こしても改善されず。
冷や汗は吹き出るわ目眩は治らないわの前駆症状をはっきり自覚しました。

私のこれは仰臥位低血圧なのか迷走神経反射なのか?

自分なりの仮説ですがもしかして、
仰臥位低血圧から始まり、その体調不良によるストレスでそのまま迷走神経反射に移行してるのではないかな、なんて。。。
そんな事あり得るんでしょうか。
迷惑極まりない客ですよね。

その後は歯医者でも発動。
悲しいやら情けないやら、です。
「そんな事で出産時は大丈夫なの?」と母に心配されました。
…確かに出産時の体勢は大丈夫なのでしょうか…
NSTの時は…??
こんな事を不安に思う時点で、迷走神経反射を誘発する材料になってしまっているのですが。。。


しかしながら、仰臥位低血圧で調べると、「妊婦にはよくあること」という記事を見かけます。
ごく自然な事なのでシムス位で寝ましょうね〜という感じの。
…本当によくある事なんでしょうか?

私を担当してくれた美容師さんも歯科衛生士さんも「妊婦は仰向けが辛い人もいるらしい」という知識はあるようでしたが
それが仰臥位低血圧であることや、仕組み(血流の妨げ)などは何も知らない風でしたし、実際にふらふらになったのを見たのは初めてだったようです。
美容師さんに至っては「救急車を呼びましょうか」とおっしゃってました。

失神慣れしている人間や、見慣れている医療職の方々からすると、おそらく「たかだか迷走神経反射or仰臥位低血圧で救急車なんて恥ずかしい!」
と思ってしまうのですが、やっぱり一般的に知られていないと、目の前で意識を失いそうになっている人を見たらそういう発想になってしまいますよね…
かといって、「今から失神しますけど心配しないで!」なんて言えないし…
厄介だなぁと思います。
対処法をご存知の方はお知らせください。。。



次回の美容院も歯医者も出産後ですが
出産後なら治っているのだろうかと、すでに心配事の1つとなってしまいました。


次回「ここまでやってきた」



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