2023年11月3日 千秋楽!山古志 牛の角突き大会レポート
11月3日牛の角突き大会レポート
2023年11月3日、ついに2023年千秋楽となった山古志牛の角突き大会のレポートです。
当日は日中気温が26度越えと、11月とは思えないくらいの暖かさかつ雲もない快晴で最高のお天気でした🌞
こちらの取組みが行われました。今回も当日の取組みの変更はありませんでした。なお、この日から斬鉄はお名前が陽都大王に変わっています。
今回も2歳の繁蔵と岩手から山古志にきたばかりの4歳の大和のかわいい取組みから始まり(牛さんたちが外で自由に動き回れてとても嬉しそうでかわいいです)、第4戦の角栄号vs神楽から綱をとっての戦い!
※お鼻は牛さんの急所なので綱を付けての戦いは安全なものになります。綱をとると引き分けにするときに足に縄をかけてお鼻に綱をつけに行って戦いをやめさせることが必要です(勢子さんの熟練の技が必要)
角栄号の牛持ち、石坂さんの定番の永ちゃんパフォーマンスで盛り上がった後、個人的に楽しみにしていた充号vs響 は期待通りの激しい攻防の戦いを見せてくれました。
その後のかなさんは実は9月の大会でアクシデントがあり10月はお休みしていて今回は綱をつけての復帰戦。15歳(人間で言うと75歳!)と高齢なかなさんですが6歳の柿乃花無敵相手に積極的に攻める元気な姿が見れて安心しました。牛持ちの星野ことみちゃんの嬉しそうな姿も印象的でした。
あとは新宅 vs 陽都大王が戦いとしてとても迫力がありました。牛持ちの田中さんのお話によると、新宅がすきを見せて陽都大王が攻め込むとそこで新宅にやられる、みたいな高度なことが行われていたらしい。
結びの一番、柿乃花黒ダイヤ vs PHOENIXはアスリート体型で体幹がよい柿乃花黒ダイヤと横綱級牛さんとしていつも厳しい戦いを見せてくれるPHONEXによるスピードのある戦いでした!
MCあっちゃんによると、黒ダイヤのこちらのまま堀り(戦い前に牛さんが闘牛場で前足で地面を掘る様子。気合を入れたり、ここは俺の場所だ、というのを示す行動)は体幹がよくないと転んでしまうような体勢なんだとか。
NCT(新潟ケーブルテレビ)のYouTube配信
今回はNCT(新潟ケーブルテレビ)さんが大会をYouTubeで生中継されており、こちらで今も見ることができます!
ざっくりですが、どの時間からどの取り組みが見れるかをまとめてみました!
22分20秒~:大和 vs 繁蔵
29分50秒~:静也 vs 愛之助
36分40秒~:ふぶき vs 甘寧
ここから綱をとっての戦い!
44分00秒~:角栄号 vs 神楽
50分35秒~:三五兵衛二号 vs 山仁
1時間00分20秒~:充号 vs 響
1時間08分00秒~:かなさん vs 柿乃花無敵 ※かなさんの復帰戦なので綱をつけたままの対戦
1時間15分14秒~:龍勢 vs 柿乃花威風堂々
1時間25分00秒~:一颯 vs 伊之助
1時間34分00秒~:新宅 vs 陽都大王
1時間46分25秒~:柿乃花ダンディ vs 鷹山
2時間01分35秒~:三五兵衛一号 vs 薬師大力
2時間12分40秒~:柿乃花黒ダイヤ vs PHOENIX
上記で紹介した以外の取組もすべてとても面白いので、ぜひご覧になっていただきたい、、、ですが、やっぱり現地で生で戦いを見る方が迫力が100倍くらいあるので、興味を持たれた方はぜひ一度現地に来ていただきたいです。
デジタル村民の感想
今回もデジタル村民複数人で一緒に観戦しており、皆さんからひとこといただきました。
marinasさん
初めて牛の角突きを観戦しましたが、本当に面白くてあっという間の時間でした!
序盤の組の試合は、幼稚園の運動会を楽しむように、場慣れしていない若い牛たちの成長を温かく見守り、後半に進むにつれてヒートアップしていくベテラン勢の牛たちの闘いに、ハラハラドキドキ。
牛の角同士がぶつかり合う鈍い音、激しい競り合いの末に息切れしている牛の吐息まで聞こえてきて、臨場感たっぷり。そこに勢子さん達の威勢のいい掛け声、MCあっちゃんの熱い解説が加わり、場を盛り上げてくれます。
がっちりして重たそうな牛の身体が、相手の鋭い突きで一瞬浮き上がり、土埃が舞う、会場がどよめく。勢子さんの判断で引き分けが訪れても、「まだまだ!」といわんばかりに最後の最後まで闘いを続ける牛たちを、勢子さんたちが懸命に取り囲むー。そんな熱い戦いの場面も忘れられませんし、牛持ちさんたち(小学生くらいの若い子も多い)が、試合後に自慢の牛を引き回し、会場の皆がそれを称える文化もとても素敵で、印象に残りました。
今シーズンはこれでおしまいとのことで大変名残惜しいですが、来シーズンまた沢山の名場面が生まれることを楽しみにしています!
RYUさん
今回なんと言ってもかなさんの復活ですね。高齢のかなさんが、アクシデントを乗り越え元気な姿を見せてくれたことは一番嬉しかったことです。そして、千秋楽を迎え、今年1年間、勢子さんも牛さんも大怪我をすることなく、無事過ごせたことが何よりホッとしました。
この安心できる運営のために日々準備をされている闘牛会の皆様に改めて感謝です。
本当によかった!元気な姿で帰ってきてくれて!
カワムラさん
前回に続き2回目の角突き観戦。今回は千秋楽ということもあってか、前回よりも激しい取り組みが多かったと思います。 特に充号vs響は、言い方が正しいかわからないですが、有り余る元気を爆発させるような、場内を広く使った縦横無尽な取り組みで面白かったです。 そんな激しい取り組みの中でも、勢子さんたちが息を合わせて引き分けに持っていく様は圧巻でした。 千秋楽ということで、これから春まで観戦できないと思うと悲しいですが、来シーズンには山古志の冬を超えて一回り大きくなった牛たちが手に汗握る取り組みを見せてくれると思うと楽しみです。 (写真は牛さんの入場場面です。牛さんの巨体が跳ねながらスピードに乗って入場する様はとても躍動感があり、角突きの中でも特に好きなシーンの一つです。)
レジェンドファン高山さんからひとこと
2023年すべての牛の角突き大会に来られていたレジェンドファン高山さんからもコメントを頂きました。
なお高山さんのブログはこちら。牛の角突きもそうですが動物園の動物たちの写真もいっぱいで楽しいです。
とうとう終わってしまいました。早くも牛ロスが始まっています。千秋楽は秋の日差しに包まれて、白熱した取組の展開が多くありました。光が闘牛場に柔らかく注ぎ、キラキラしていたのも印象的でした。千秋楽の取組は、来年の展望を見据えた闘いでもあります。これから一冬を越して、牛がどれだけ成長して逞しくなるか、楽しみにしています。
【特別編】翌日の牛舎での牛さんたち
今回、牛の角突きファンクラブで特別に山古志闘牛会の許可をいただき、千秋楽翌日の山古志牛舎を訪問させていただきました。
闘牛場のすぐ近くのきれいな牛舎には一頭ずつの個室的なところに牛さんがいました。
前日の戦いのあとに薬を塗ったことがわかる牛さん、疲れてぐったりしている牛さん、元気にごはんを食べる牛さん、様子は様々でしたが、闘牛会の方々が愛情をもって牛さんたちと暮らしていることが伝わってきました。
牛さんたち、2023年はお疲れさまでした・・・!
大会中MCあっちゃんも仰っていましたが、これから山古志は冬&雪の季節。闘牛場も雪で埋もれてしまうようです。牛の角突きは来年5月までお休みです。
しばらく牛の角突きを見れないのは悲しいですが、牛さんたち(&勢子さんたち)には冬の間ゆっくり休んでいただいて、また来年すばらしい戦いを見せていただきたいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?