マックス・スティール

手からしらたきが出る!一生困らないくらいの分が出る!

あらすじ:幼少期に父親を事故で亡くした町に戻ってきたマックス(ベン・ウィンチェル)は、自分では制御できないエネルギーが体から放出されるようになり困惑していた。ある日、彼の目の前に地球外生命体スティールが姿を現す。マックスとスティールが一体化すると、驚異的なパワーを自在に使えるスーパーヒーロー、マックス・スティールが誕生し……。

す、すごい…時間配分が下手くそ…ここまで下手くそなのは見たことなかった…
素人のこっちが勝手に「大丈夫か…?こんなペースでやってて…」と心配になるほど下手くそです。ちなみに大丈夫ではありませんでした。

とにかく主人公がこのポスターのスーツを着るまでが長い!前半+αはずっと手からしらたき(謎のエネルギー)が出ることにどうしよう!って困っているだけです。長い!早くスーツを着てくれよ!
スーツを着るまでの葛藤とかってそんなに時間を割くところかな?ヒーロー物なのに、ヒーローになるまでがすごく長いんです。飽きます。
いや私はスーパーヒーロー物ほとんど見ないですし、こいつのことも全然知らないので(アメリカだとこいつのおもちゃとかあるみたいなので、こいつがどういうやつなのかは知ってるのかな?)、こいつの葛藤は動きがなくてただ能力にびっくりしてるだけに見えて、…ちょっとおもしろくはないですね。長くて話も動かないので普通にだるかったです。

スーツを着るまでの間が長いので、その間舞台はずっと主人公の町に固定されます。それなのにスーツを着たら世界の命運を握る!みたいな規模に突然変貌するので、ついていけないよそんなの…
もっと、スーツをさっさと着て、ちょっとした中ボスみたいなステップを踏みながらだんだんとスケールアップしていけばいいのに、一足飛びに世界レベルになられても困ります。一足飛びだからなんかちょこちょこ出てくる用語も全然わからないし、キャラも少ないからラスボスが誰なのかもすぐわかるし…
スーツをいつまでも着ないことに利点が一つもない…!

ちなみにスーツを着るためにはスティールという名前の謎の生命体なんだか人格のある機械なんだがわからん喋る物体Xが必要なんですが、これが…正直…ウザい。
主人公がこのスティールと全然打ち解けないのもまたつらいんですよね。主人公陰の者なので…いやでも彼女(この子はめちゃくちゃいい子です)がいるから完全な陰の者ではない。それだけははっきりと真実をお伝えします。
これ主人公のこの性格も問題で、主人公がすっげぇパワー手に入れちゃったぜ〜!!っていうタイプだったらきっとすんなりスーツも着てばりばり大活躍!…は多分しなかったと思うんですけど、少なくとも序盤〜中盤のだるい流れはちょっと軽減されたんじゃ…と思わされてしまう…

CGは結構頑張ってるな〜と思うんですけど、アクションシーンはさほどかっこよくない…というか暗闇に青く光る顔・赤く光る顔が頻繁に写っているのがダサいです。
あとスーツ着てるのに戦闘はほぼ徒手空拳です。なんか…すごいパワーとか…ないんですか?

この映画で一番面白かったのは、主人公を追ってたはずの変な集団が主人公の母親がその集団の大株主だったので上司を即裏切って母親についたところです。アメリカンだね!

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