シマウマ

で、結局シマウマってなんだったの?

あらすじ:以前、美人局で金を稼いでいた竜夫(竜星涼)のもとに届いたメール。それに添付されていた原型をとどめぬ仲間の顔とアバラ骨を目にした彼は危険が迫っているのを察知するものの、アカ(須賀健太)という男に拉致されてしまう。彼は復讐(ふくしゅう)を代行する回収屋で、依頼者は、かつて竜夫が美人局で引っ掛けた上に、大けがを負わせたヤクザだった。だが、アカは竜夫に依頼者を殴り殺せば命を助けると持ち掛ける。後には引けないとヤクザを撲殺した竜夫は……。

この映画をかんたんに言うと
調子に乗ってたちゃちなワルのにーちゃんが、やばいところに手を出しちゃってここから生き残るにはマジのワルになるしかないぜ!って勧誘されて復讐代行業に就職。でも相手からやり返されちゃったよ〜!ムカつく!こっちもやり返してやるもんね!息子殺したったwwwざまぁwww
俺は誰もが復讐を望んでるこの世界で生き抜いてやるぜ(キリッ
って感じなんですけど…

本当にこれ原作もこんな感じなんですか?

いや…こういう、主人公が法的には悪を成す物語って、基本的に主人公には美学があったり、筋を通すもんだと思うんですけど…
こいつそういうもの一切持ってないただの暴力と体が丈夫なだけのノータリンの小物ちゃんなので、別にこいつの物語とか見てもなんにも面白くないんですよね。
これだったら映像で見る!復讐・拷問辞典!みたいな感じでストーリー0のがよかったと思います。
うん…ストーリーがない方がよかったかもしれませんね…それかあっても悪いのは回収される方みたいな簡単なやつだけくらいなら良かったでしょうね…

前半部分はストーリーほぼなしだったのでまだ…なんとか見られる…ってレベルだったのですが、後半の網川というキャラが出てきてからはもう終わりです。
網川はそもそも回収対象ですらなく(ないんですよね?そうとしか読み取れなかった)、えーん人殺しはやりたくないでちゅという情けない主人公により(これが主人公の美学だったらお笑いです)、勝手に巻き込まれただけの人なので。主人公がただのカスなんよ!(ノブ)
しかもそれで網川にやり返されたら(当たり前では)、やり返す!って入院してる息子を殺して網川を踏みつけながら「回収させてもらいましたwww」って言って去っていく…
いや何を回収したの!?
そもそも何も回収を依頼されてないじゃん!?やり返されるのは全部自分が原因なんだが?!

いや〜!!?カス過ぎる…せめてなんか…美学とか通す筋とかなきゃキャラとしてじゃん…

主人公が圧倒的にカスなのでもうなんか…他が霞むんですけど…とりあえず、表層的で雑なジョーカーのパクリはやめよう!法で禁じて。
MOZUくんでもいたんですけど、本当…薄ら寒いだけなのでやめたほうがいいです。ていうかバットマンダークナイトから8年経ってからの映画なのに、この手のキャラはまだこれなのか…いや…偉大な映画ではあるよね…うん…

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