トラさん 僕が猫になったワケ

はやく保健所呼んで

あらすじ:酒とギャンブルが好きな漫画家の高畑寿々男(北山宏光)は、競輪で勝った帰りに交通事故に遭い、妻の奈津子(多部未華子)と娘の実優(平澤宏々路)を残して、この世を去ってしまう。そして寿々男は、死んだ人間の面接が行われる“関所”で、1か月の執行猶予期間に猫として家族のもとへ戻り、家族と自身の本当の心を見つめ直すように、という判決を下される。

奥様!この映画、評価星4なんですってよ!

何かのレビュー動画で、あんまりいい評判ではなかった(婉曲表現)のに、レビューを見ると星3.5以上もしくは星4以上を獲得していることが多かったので、これは例のヤツと当たりをつけて臨んだ映画でしたが、やっぱり例のヤツだったよ!
※例のヤツとは、出ている俳優のファンが映画そのものの出来不出来を飛び越えて、◯◯が出ているので!と高評価をつけること。そのため映画の評価と出来が一致しない。アイドル主演映画に多い。

いや、そもそもこのポスターで名作映画が出てくるわけないだろ!

この、クズだった父親がネコになって改心するという話、ほぼほぼメン・イン・キャットなんですよ。

そっちではちゃんと本当のネコなのにこっちはキグルミ…泣けてきちゃいますね…

いやわかるけど…だってこの映画ジャニーズの北山で釣りたい映画ですもんね…だから…北山がマジのネコになったら釣れるもんも釣れないですよね…

でもつらいの!三十路の男性がネコのきぐるみでネコちゃんでちゅんにゃ〜ってやってるところ見るの!
ファンならな…ファン向けの映画に乗り込んできてあーだこーだ言うのは失礼かもしれないですけど、でもこれ全国ロードショーだしアマプラにも乗ってきてるからさぁ!私も見れちゃうからさぁ!ファンクラブ会員特典とかじゃないんですよ、アマプラ会員特典なの。

声だけアテレコとかには出来なかったんでしょうか?メン・イン・キャットでは出来ていましたが…

ビジュアル面は置いといても、ストーリーもそこまで面白くないです。先にメン・イン・キャットを見てしまっていたので、丸かぶりじゃん…?になっていたのもきつかった要因の一つだと思います。

ただそれ以上に、主人公がクズだから…いや別に主人公が善人でなければならないということはないと思います。でもさ〜…働いてなくて、奥さんのへそくり使ってギャンブル行って、昼間からお酒飲んでて、本屋は荒らすし、口先ばっかりだし…奥さんがパートで家計支えてるっていうのにお前と来たら…ってなっちゃって。
もちろんクズの主人公が改心するっていうのが主題なのでクズなのはしょうがないですけど…ちょっときつかったですね…
メン・イン・キャットの主人公もクズだけど社長だからお金はめっちゃあるので家族は暮らしには困ってないし…こっちは暮らし結構大変そうなのに主人公パチンカスだし…

あとネコになった理由はほとんどなかったような気がします。これ別に犬でもいいし、最後に人間になって家族に恩返ししてるんだから本当にネコになった理由がないんですよ。ネコになったワケがないんですよ!タイトルを回収する作品は名作、つまり回収しないこの映画は名作ではない、QED

あと、飼い猫を外に出すな!!外で自由にさせるな!!エサをあげたらそいつはお前のネコ!!!もう野良じゃない!!責任持て!!

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