ジュピター

座席の動かないデ○ズニーのアトラクション

あらすじ:遺伝子操作された元兵士のケイン(チャニング・テイタム)は、ある女性を守るという任務のために宇宙から地球に派遣される。シカゴで清掃員として働くジュピター(ミラ・クニス)は、殺伐とした大都会での暮らしに嫌気が差していた。だが、実は彼女こそが、地球のみならず宇宙を変化させる可能性のある遺伝子を備えた唯一の人物だった。

映像だけは褒められるんですけど…それ以外はちょっと…擁護不可能です。

とにかく話が意味不明なんですよね…世界観が多分制作側にはガチガチで決まってるんですけど、それこっちには何も伝わってきてないですよ!説明のないサムライ8と同志お嬢様はおっしゃっておりましたわ。エ、エイトスピーチ…

設定がガチガチに決まってるのを制作側は知っているので、この映画に出てくる程度の描写でも全部わかってて面白いんだと思います。…が!それは制作側の脳内だけなので、こっちは別に…全然面白くないが…?となってしまい…

本当に面白くないんですよ、この映画…

映像はすごいと言ったんですが、映像がすごい分話の面白くなさが際立ってしまっているかもしれませんね。映像がすごいとは言いますが、これは日本映画と比べて言っています。

ヒロインと傭兵の恋愛も、いつ好きになったのか全くわからん。吊り橋効果だからって言われたらじゃあそうかもな…吊り橋効果ならいつでも好きになれるしどんどん好きになるな…
だからなんか…ヒロインが男のために色々しようとしているところとかマジでどうでもいい…でもこれがこの映画の軸なのでやばいです。もうひとつは地球を支配している上位存在宇宙人王族の政争です。ここもつまんないのですごいです。

これマトリックスと同じ流れなので、人類は自分たちのことを支配者だと思ってるけど、もっと上位存在に支配されてま〜す、お前らは家畜です!という流れを本作もやってました。
でもマトリックスみたいに家畜扱いされてるショッキングなシーンとかないからあんまり印象に残らないし、これに対してヒロインがどうしたかわからん…最後もどうなったかわからん…最後…どうなったんだっけ…?

ヒロインがこの話に巻き込まれていく理由が、上位存在の王族たちの母親の生まれ変わりだからなんですが、王族たちはずっとヒロインを通して母親と相対しています。別に誰もヒロインに用はないんです。ヒロインはベルトコンベアーです。普通につらいな…ヒロインって観客が一番心寄せる存在なのに、ベルトコンベアーだからな…

ちなみにヒロインの地球での家庭環境は地味につらい嫌な親族感があるので、そういうのがダメな人はまず最初のところでつまずくかもしれません、いやここでつまずいておいた方がいいです。
私はチェンソーマンで一番つらいのがコベニちゃんが家族に虐げられているところなので、結構つらかった…

これは私に原因がありますが、またいつものこいつは誰?これさっきのとは別の人?が頻発するのでもうめちゃくちゃです。ヒロインの相手の男と地球でハチ飼ってるやつ似てると思いません?

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