ドラゴンボール・エボリューション

クソ映画お嬢様部創部一周年記念作品

あらすじ:世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集める旅に出た孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)。その目的は、どんな願いもかなうドラゴンボールを使って世界征服をもくろむピッコロ大魔王(ジェームズ・マースターズ)の野望を阻止するためだった。旅の途中、悟空はドラゴンボールを探すブルマ(エミー・ロッサム)らと出会い……。

オラ、全然ワクワクしねぇぞ!!

前評判に違わぬ出来ですごかった〜!ただ、もっとすごいやばいのかと思ったんですが、プリンセス・トヨトミレベルではありませんでしたね。

なんていうか…ドラゴンボールっていうよりも、キャラの名前とドラゴンボールの設定だけを借りてアメコミ映画の世界観に入れたみたいな映画です。
悟空は高校生で学校に通ってるし、ジョックにいじめられてるし、でも本当はみんなにない力を持ってて、世界の秘密の危機を知ってて〜。ってかもうアメコミでやれよ!!
そもそも悟空に勉強のイメージなんてないですし、集団生活のイメージもないし…とこいつドラゴンボール見たことないんか?って感じです。
まぁでも、別に見たことないというより、お金がかからなくてかつ作りやすいように作ったんだと思います。
話は悟空の子供の頃の話ですが高校生になっていますし、ブルマと小さな冒険を何回かやってドラゴンボールを探すような話ではなく、そこは高校生活と亀仙人(亀仙人か…?これが…)と車乗っているだけ…ととにかく省エネです。戦闘もエネルギー弾ではなくカンフーで済ます徹底っぷりです。

そういうとこがあかんねん(腹ボコー)

省エネを極めているので、鼻がないのをいちいちCGで処理するのが面倒だからかクリリンはいません。ピッコロさんの触覚もありません。ピッコロさんは色違いのヴォルデモートみたいです。1/4096の確率で色違いのヴォルデモートに出会える!
大猿も小さめです。ほぼゴリラくらいのサイズですよ。なんかしっぽもないし。ただなぜか満月ではなく皆既日食です。どうしてそこだけ頑張ったの?

話がめちゃくちゃになっているわけではないのですが、省エネし過ぎて本当にワクワクするものは全くありません。冒険している感じもないし戦闘シーンもあんまりないし、設定も大きく違うので、これって本当にドラゴンボールの実写化なのかな?みたいな寒々しい気持ちになります。ピッコロさんがベッドですやすや看病されてるところは面白かったけど。

まぁ一番むかつくのはそこまでめちゃくちゃなクソ映画じゃないところですね!プリンセス・トヨトミクラスかと思ってました!違ったね!

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