カルト

安心!安全!怖くない!

あらすじ:”母と娘によって執り行なわれる除霊を撮影するため、番組レポーターとして売れっ子タレントのあびる優、岩佐真悠子、入来茉里が現場にやって来る。そこで彼女たちを待ち受けていたのは、想像以上にすさまじいパワーを持った悪霊だった。除霊に訪れた霊能者たちが一人、また一人と倒れる中、ついに無敵の霊能力者が除霊に挑み……。”(yahoo映画より引用)

Twitterのデッドリーコンテンツアライアンスの方々がおすすめしていて、ちょっと気になったので、見てみることに…ホラー嫌いなんだけどな…
でもデッドリーコンテンツアライアンスの方々ってプレゼンというか、物事を面白そうに紹介するの上手ですよね。

かなり面白かったです!もちろんそこそこ粗もあるのですが、そもそもそこまでの完成度を期待して見るような映画ではないので、これ酷いだろ!って笑って見られます。普通とは逆なのですが、低予算が強みになってますね。

脚本は緻密さとかないんですけど(伏線の怪しい隣の家の人とか露骨にカメラ寄りますし)、テンポがいいので、気にする間もなく話が進んでいきます。こいついらないな…と思うような登場人物もいないです、女性三人組も怖がりと状況説明で必要ですし、そしてなぜか霊能力に目覚めます。いやなんで目覚めてんだ?

テンポのよさは、特に敵の強さに応じて霊能力者が三人出てくるところによく現れていて、敵が強いので自分より強い人呼びます!と特に自分の力に固執してグダるとか全くないです。Twitterでプロ意識が高いと書かれていましたが、確かにな…と思います。他の映画、プロ意識の低い人が多いですね。
そして最後に登場するネオ、こいつのこと好きにならない人いるんですか?二人目の霊能力者、龍玄が手に負えないと死ぬ前に連絡を取ったのがネオなんですが、これが見た目に反して強い。見るからに除霊を生業としてそうな雲水や、除霊歴戦の雄といった感じの龍玄に対して、見るからにそんな感じじゃないホストみたいな見た目で、前二人が性格がいいのに性格はオレ様のネオ。でも二人に頼まれればちゃんと仕事をしますし、実力も確か。こういう、見るからにそういうこと(ここでは除霊)とかしたことなさそうで性格も悪いけど、すごい実力者!いや好きでしょみんなこういうやつ。
こいつが出てからは映画のテンションが週刊少年ジャンプになります。なんか頭から針を取り出したら記憶を取り戻してたしハンターハンターかもしれないな…

ただもちろん粗もあって、それはCGが驚くほど低クオリティなことです。本当にクオリティが低くて、ここの担当はワスカバジファミリか?と思うほどです。いや本当になんか…恐怖!キノコ男みたいなCGしてるんですよ、2013年なのにな…
でもそもそもこういう映画ですから、この低クオリティは笑いポイントです。
他にもやたら凝った文様の霊障とか、小枝柱とか細かい笑いがいっぱいあるテンポもいい面白い映画でした!これはおすすめ出来ますねぇ!


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