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コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ
今日見てきた劇。
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観に行った理由は、娼婦俳人・しづ子の人生が性癖にドンピシャだったから!
昭和のキャバレーとか、赤線地帯の娼婦とか、ああ最高…。
しづ子の台詞で印象に残った言葉がある。
「死のうと思っても ふっと優しい風が吹くこともある」
コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ
実は観劇前にしづ子の作品を調べていたのだけど、どれも意味がよく分からなくて。
でもコスモスの句だけは意味を理解できたし共感できた。
私自身、希死念慮が強くて、自死という選択がとても近いところに存在してた時期があったからだと思う。
20代の晩夏のある日、自殺場所の下見としてマンションの非常階段10階に上がったとき、そこから見えた青空が妙に綺麗で、風がとても心地良かったのをふと思い出した。
他のしづ子の代表作品
夏みかん酸っぱし いまさら純潔など
娼婦またよきかな熟れし柿喰うぶ
遊郭へ 此の道つづく 月の照り
とかも意味を理解したいなあ。