すでに産んだ人に反出生主義を伝えるのは酷
Twitter反出生界隈においてごく一部の過激派には、妊婦や育児中の親御さんをやたら叩く人がいる。
自分のアカウント内じゃなくて、引用RTやリプライといった当人らの目につく形で。
こういうやり方には眉をひそめざるをえない。
そりゃね、生まれてきたのが障害児で「自分の子が可愛いと思えない健常児が良かった」と嘆く親御さんやら、子供を自己実現の手段にしている親御さんやら、高すぎるリスクを承知で超高齢出産を強行してお子さんを先天性疾患や障害だらけで苦しめてる親御さんやら、そういう大人のエゴが溢れ出てる様をみると複雑な気持ちになるのはすごく分かるんですよ。
でもね、すでに命を宿した人、産んだ人に、反出生主義を説くのって酷じゃないですか?
「産むべきじゃなかった」と知ったところで、すでに産んだ人間はどうしようもないじゃないですか。
極力新たな命を生み出さないに限るけど、宿った命、生まれてきた命は、最大限に大切にされなければならない。
妊娠中の方や育児中の親御さん過激な攻撃することは、そのお子さんにも悪い影響が及びかねないと思うんですよね。
「新たな命は生み出さないが、今生きている命は大切にする」
反出生主義ってとても温かな思想じゃないですか。
素敵な思想なのに、ごく一部の過激派のために危険思想扱いを受けるのは悲しい。