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傷つき方も笑い方も人それぞれ

「傷つかない笑い」っていいよね。見てて不快にならない上に面白い。

あれ、でも「傷つかない」とか「面白い」とかってみんなで同じラベルを貼っていいんだっけ?


ラベルを貼ってみんなで「この笑いは傷つかない!これがいいお笑いだ!」っていう風潮の行き着く先は、多分先頭切ってあなたが嫌いな、あなたが言うところの「傷つける笑い」ですよ。

「傷つける笑い」の良くないところはツッコミと称して、世間の「普通」と離れた部分を、散々おもちゃにして、「変だ」と決めつける価値観の押し付けにあると思うんだ。

「人の地雷を掘り起こして人前で踏みに行く」とでも言おうか。

「令和のお笑い」があるとするならば、それは「傷つかない笑い」じゃなくて、「多様性を尊重する笑い」であってほしいと思う。

自身の「変な」部分を笑い飛ばしてほしい人もいれば、そっとしておいてほしい人もいる。「人それぞれだよね」って言ってほしい人もいれば、「それは違うだろ」って言ってほしい人もいる。

古い価値観を押し付けるのが悪だということはもうわかっている。じゃあそこからどうするかっていう話を僕はしたい。これからは自分の価値観を他者と擦り合わせていかないといけない。

いつまでも「価値観を押し付けられる被害者側」で居続けるのはやめようよ。少しずつでいいから自分の価値観を提示していこう。

意外と自分が「押し付ける側」かもしれないよ

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