シャニアニ2ndseason1章の感想
三行でまとめ
・一期からびっくりするほど改善されてた。やっぱストレイは強い。
・全般的に良くなっただけに勿体ない部分がますます勿体ない。もっと良くできた。
・ノクチルについての懸念はやっぱり払拭されないまま。
良かったところ
のっけからストレイの良さで殴ってくる構成が良かった。
とにかく芹沢あさひが良すぎる。良い意味で落ち着きがなく、常にぴょこぴょこ動くのがめっちゃアニメ映えする。そして発話のテンポが早いので、これまで間延びしがちな会話を繰り返していたのが一気に引き締まった感がある。そして純朴すぎる言葉で周囲を切り刻む様は、やっぱり1期に欠けていたのはお前なんだと認めるしかない。
そして大正義・黛冬優子の登場である。ポリシーがあってプライドがあってプロデューサーに対しても我を通せてと、話を転がすパワーのとてつもない高さを改めて示された感がある。かと思えば「ふゆ」の顔で周囲の潤滑剤としても働けるので、ホント万能感がすごい。
愛依ちゃんはえっちすぎ。
WDCはちょっと使いすぎって感じはしたけど、これは連続で見てるからで、テレビなら一週間空くから気にならないかも。
会話のテンポ、あさひ以外でも3話のチェイン会話がよくできてた。やっぱアニメではこれくらいの軽妙さも見せてほしい。
最初から新曲ぼんぼん放り込んできたのも良かった、と思う。自分は最新の情報とか追ってないので単に知らない曲だーって受け止めだったけど、現役シャニPは驚かせられたのではなかろうか。
一話は満を持しての強キャラ感を見せて登場したストレイのWDCフル、二話はジェットコースターに乗せられたような緩急高低ある物語を見せて、バラエティ感の強いユニットシャッフルを挟んでライブを見せる。
正直期待感が少なかったのもあって思った以上のものを見せてくれたな、良かったなという気持ちで劇場を出ることができた。
神は細部に宿るって格言を二期でもやっぱり思い知る
一方でやっぱり煮え切らないなあって部分もあって、一番よろしくなかったのがハロウィンイベントの衣装。ライブ開始時のいつもの格好からほとんど間を置かずに別衣装で出てきてしまうのはどうなのか。一期の事務所ライブでも着替え時間が足りてなさそうな衣装チェンジがあったけど、今回もやっぱりやっちゃった。
ライブシーンを作るにあたって実際のライブっぽさを意識しているようには感じるのだけど、それにしてはこういうファンタジーを挟んでしまうのはなんだか勿体ない。
もう一点、4話EDはライブの締めで歌う体で曲を流すのだから、幕間を含む止め絵を流す通常のフォーマットではなくて、ライブ映像をきちんと作って流してほしかった。まさに歌い終わった後をそのまま描いてるCパートもあるのだから尚更。
この辺直近の音楽系アニメでは「ガールズバンドクライ」はめちゃくちゃカッコよくやっていたし、「夜のクラゲも泳げない」も上手に使っていたので、シャニも見習ってほしかった気持ち。
あと愛依サマの存在がバッサリカットされてたけど、今後出てくるんだろうか? 表と裏で顔が変わるのがストレイのイイトコのひとつだと思ってるので、無かったことにされるのは嫌だぞ? 尺がないのは理解するけど伏線みたいなものくらいは入れておいて?
結局Pはアイドルと個別のコミュニケーションは取らないのか
今回ストレイライトが出てきて、まああさひと冬優子が丁々発止を繰り広げてくれるんだけど、夏目Pはやっぱり表立って何かするというところが無いので、今ひとつ影が薄い。というかユニット立ち上げたて一発目のオーディションに立ち会わないなんてある???
センター決めの時に冬優子と1on1やったようだけど、その中身もTV放映時にゲームで公開の流れなのだろうか。そういう重要なシーンはちゃんと本編でやらないといけないと思う。NO MAKEはあくまでOMAKEであってほしい。
一期も含めここまで見る限り、Pが個々のアイドルとはあまり関わり合いを持たないのがシャニアニの方針ですということなんだなー、というのは1話2話を見て改めて感じたけれど、それはシャニマスのアニメとして正解なのかというと改めて疑問に思う。
今後本格稼働するノクチルがその答えをくれるのかなと思うけど、現状やっぱり不安しかないかなあ。どうなることやら。
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