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ヴイアラ THE LAST STATEMENTの感想note

THE LAST STATEMENT!!!(ドーン!)

最高でしたね! ヴイアラTLS!(挨拶)

 というわけで、3/31に開催されたPROJECT IM@S vα-liv LIVE -THE LAST STATEMENT!!!- の感想を書きました。
(筆者はヴイアラではレトラP、他ブランドはデレ10年シャニ5年くらい、ミリとMはアニメとMOIWくらいの知識です。対よろ)


前説(0:00:00~)

 2024年に入ってずいぶん聞いてる気もする、事務員ではなく登場アイドルによる注意読み(ヴイアラは事務員いないけど)。いきなり英単語をいい発音したり、清楚愛夏やロリずるで読んだりなど、最終審査という場でもいつも通りの3人の声が聞けて、こちらも肩の力が抜けた記憶がある。

イントロ~HELLO!!(0:06:32~)

 このHELLO!!はライブのイントロ映像も含めてひとつの歌なんですね(ろくろハンド)
 まず回想映像を流して、見てるこっちの気持ちをめちゃくちゃ高めたところで、最初に流れてくるのが3人で「最初に」歌ったHELLO!!なのが、このライブが一年間の集大成であることを分からせる上で、演出から選曲まで完璧だった。

Hotel Moonside(Extended Live Version)(0:21:37~)

 イントロでピッってなったヤツ(一回目)。
 常々イノタク好きを公言していた上水流がダンスをテーマに曲を選ぶならホテムンは納得なんだけど、特殊イントロVerを持ってくるのはすごくスペシャル感あるし遠慮のなさも感じた。掴みの意味でもとても良かった。

Emergence Vibe(0:29:18~)

 ミリオンはあまり存じ上げないので、オリジナル歌唱者が美希とエレナというのを見て「黄色の系譜で日伯ハーフのレトラにバチコリハマる組み合わせの曲が既にあるの!?」ってめっちゃ驚いてた。何でもあるねミリオン。
 宇宙・愛夏のキレのあるダンスの合間に挟まるパフォーマンスとして、緩やかで艶のある動きを見せるのも、ブロックの中で良いアクセントになってた感じがする。
 そして本当に歌が上手い。特にこの曲は技術の高さを見せつけられた。ホントAメロどうやって歌ってるの。
 そういえばレトラは過去の歌枠でパ・リ・ラもやっているので、ブラジルの先輩曲コンプだね。

We're the one(0:33:16~)

 イントロでピッってなったヤツ(二回目)。
 歌は5ブランドからというのは元々アナウンスされていたので、SideM曲がかかるのはそこまでの驚きではないんだけど、愛夏のターンでクラファの曲というのは意外だった…けど、まな王子をアピールするなら確かに腑に落ちる。
 原キーでの歌唱は流石に厳しさが否めなくもあるけど、キー変えないのは原曲へのリスペクトなんだろうな。
 ダンスは元々のキビキビした動きの中に愛夏らしい柔らかな手つきが混ざってて、このブロックでは一番好きかも。

OH MY GOD(0:37:00~)

 イントロで嘘でしょ!? ってなったヤツ。
 だって入ってきたのレトラの足じゃん。ダンス初心者のお前が!? あのバキバキに踊りまくるSHHisの歌を!? やれるのか!? って、それはもう驚いた。愛夏もクラファから続けて踊るんだ!? これを!? という驚きもあって、すごい衝撃だった。
 蓋を開けたら二人共ちゃんとやり切ったので本当にえらい。きっととっても頑張ったんだね…おいしいラーメン食べて…。

 第一ブロックはダンスがテーマと示されていたけれど、4曲通じて「挑戦」って裏テーマがあったように感じてる。宇宙はホテムンのダンスを「今まであまりやってこなかった」と言ってたし、愛夏のWe're the oneは低音での歌唱自体が挑戦であるし、レトラもOMGをやること自体が大きな挑戦だったろうしで。
 でもって、自分たちの進退さえかかったこの大一番で、綺麗にまとまるのでなく、上手くできないかもしれなくても見せたいものを見せる、やりたいことをやるっていうところが、彼女たちが一年かけて学び、育ててきたものなんだろうねえ。正に正に成果物なんよ。

純情Midnight伝説(0:47:30~)

 はいカッコいい。好き。
 Vo, Daに比べて「ビジュアルがテーマ」ってどんなものを出すのか、事前は想像ができなかったんだけど、「見せたい自分を見せる」って解釈でカッコよさに振ったというのはナルホドー! すげえ分かりやすかった。
 ただ猫アレルギーで犬過激派のレトラが「居場所を探す子猫がいるんなら胸元であっためてやる」って歌った時は笑っちゃった。歌の中でなら…猫にも優しくできる…。
 そういえばレトラは過去の歌枠でバニクルもやっているので、ヤンキーの先輩曲コンプだね。なんでコンプしてんの。
 こちら側の話に一瞬だけ触れると、この曲だけスタンドマイクでのパフォーマンスだからと、上の写真のようにヘッドセットを外してるんよ。仕事が細かくて良い。

太陽キッス(0:51:10~)

 こんなに明るく元気なタオル曲が泣き曲になってしまいました。全部愛夏のせいです。あーあ。
 灯里愛夏と小宮果穂の関係性って、ヴイアラが「この形」であったが故に生まれた物語なので、集大成たるTLSでその結晶をお見せするというのはもう大正解なわけ。
 前口上から感情を揺さぶって、サビで手書きキャラがコミカルに飛び跳ねて、目一杯のパフォーマンスを叩きつけてきて、ありったけの感謝を叫ぶ、全部ひっくるめて「灯里愛夏劇場」の5分ちょっと。候補生時代からエモーショナルな課題を総ナメしてきたのを改めて思い出す。心を掴むのが本当に上手。

シャイノグラフィ(0:56:50~)

 ビジュアルアピールなので、自分で背景動画を作りました! 何それ!? 反則スレスレに感じなくもないけど、実に宇宙らしさが表れているパフォーマンスを用意したものだと思う。
 にしても改めて見るとシャイノグラフィという選曲が凄い。部分部分では候補生という立場に沿うフレーズもありつつも、全体としては未来に羽ばたくぞーって歌だと解釈しているので、まだ明日が不確定のタイミングでコレ歌うのは相当に豪胆なのでは? 「フーン、私絶対デビューしますけど」っていう、負けず嫌いの宇宙らしさの現れなのかもしれない。

電波感傷(1:01:52~)

 ミリオンはあまり存じ上げないので(二回目)ツイックスのトレンドにやたら入るヤツ~初聞き~キャッキャッてなった。聞いてみたらそりゃトレンドにやたら入るわって納得しました。好き。買います。
 ヴイアラちゃんは軽率にブランドを越えてくれるので、ヴイアラを通じて知らないアイマスを見つけるみたいなこと結構あって助かる。電音部さんも知れてさらに助かる。今後も(勿論オリジナル曲も欲しいけど)他ブランドに折々触れてほしい。
 それにしても二人のデュオを決める段で、開口一番「踊りたいよね」ってなるの面白いな。テーマどこに行った?

 第二ブロックに裏テーマを見出すなら、自己表現であるとか、自分の強みをぶつけてくるブロックだなという印象がある。第一ブロックで一発カマしてやったとこで、自分たちがどんな個性を持ってるかを改めて紹介する場のようなね。勝手な思い込みです。

餞の鳥(1:12:55~)

 そうだねレトコスはD/Zealだね。
 元々SecretDaybreakとかIsoscelesとかハモリのきれいなデュオが好物なので、餞の鳥もめちゃくちゃ刺さった。あと二人が向かい合ったところで回るカメラさんが最高。
 宇宙の真っ直ぐで透き通る声と、レトラのビブラート効かせつつしっかりした歌声が対比のようになってるのも好きポイント。
 「あなた」「あの子」にどんな思いを込めたのかは語られなかったけど、二人とも何を込めた歌唱だったのかな。

 (これは個人の妄想なんだけど宇宙はやっぱりレトラに歌で負けたくないと思ってるだろうしレトラは歌で誰にも負けたくないと思ってるだろうから、)レトコスはこれからも歌でぶつかり合ってほしい。俺と愛夏が大変はかどります。はーお見送り映像のレトコスてえてえ。

SING MY SONG(1:18:12~)

 「歌は居場所!」って、まさに歌で居場所を作ろうとしている子が言うんよね。それだけでじわっと来る。
 ミリオンはあまり存じ上げないので(三回目)、歌を聞いて、歌詞を見て、こんなにもレトラに似合う曲があるんだなあって、本当に何でもあるねミリオン。
 そしてホントにホントに歌が上手い。下期に入ってのボカロ歌枠や電音部リベンジ歌枠でも見せていたバラード適正の高さを、この場でも遺憾なく発揮してた。

眠り姫(1:24:09~)

 わああ待ってた! やるよな! 上水流宇宙はやるよな!
 愛夏は「楽園」、レトラは「プラリネ」、そして宇宙はこの曲と、3人とも一年の活動の中で歌い切れなかった歌があって、TLSではそれらのリベンジを期待した部分もあったんだけど、愛夏とレトラは「それ以上に伝えたいもの」を選んだ中で、宇宙はやっぱり挑むんだよね。負けたままでいられないから。
 結果的には宇宙一人だけがリベンジを望んだことから、見てるこちらの感情もよりこの歌唱に引き込まれたように思う。無事やり遂げられて本当によかった。

 宇宙がリベンジを果たしたところで、愛夏とレトラも、いつかリベンジするところを見てみたい。

always(1:30:25~)

 長年デレPやってるのでイントロで反射的に泣いちゃう。
 デレマスのアイドルが歌うと、完全にアイドルからプロデューサーに向けられた歌になるんだけど、愛夏が歌うと一緒に歩き続けた仲間に向けての歌という色も付けられるのは、涙と一緒に鱗がボロボロ落ちた気分。
 知らないブランドを知れるだけでなく、知っているブランドも再発見できるの、ヴイアラの良いトコ~って思います。
 にしても、愛夏が歌唱曲選びで真っ先にalwaysを選んだというエピソード、第3ブロックだけが最初にデュエットをする構成と相まって、TLS全体がどう建付けられていったのかという妄想がめっちゃ捗る。むふふ~。

 第三ブロックを通じて感じるのは、3人ともメッセージ性の高い歌を通して、それぞれが自分たちの人間性を表象していたなというもの。レトラは心から歌うことを愛していて、宇宙は過去の自分にきちんと勝ちたくて、愛夏は誰よりも情に溢れてる。3人とも、とても自分らしさを出していた。見てる方は感情揺さぶられまくってめっちゃ大変だったんですけど。

リローディング(1:43:34~)

 ぶっ壊したね。及第点。
 聞いてるとなんかココが良いとか細かいとこに気が回らなくて、とにかく一年間の活動が結実したなっていう感慨にふけるなあ。
 次に披露されるときはどんな風に聞こえるのか、今からとても楽しみ。

GR@TITUDE(1:59:45~)

 スタマスは全く存じ上げないのでこの曲も多分初めて聞いたのだけど、最初の「届けたい さよならじゃなくて ありがとう」だけでもうやられた。流石アイマス何でもある。こういう時に歌うのに最高の歌がある。
 ヴイアラの「候補生として活動し、目標を達成できたら正式デビュー」って企画は当初から批判があったし今もあるけど、だからこそ生まれたものがめちゃくちゃデカいなと自分は思ってる。"感謝"に溢れたこのフィナーレも間違いなくヴイアラだからこそ生まれた光景なので。私は好きです。

結果発表(2:04:41~)

 めちゃくちゃにぶっ壊したね。及第点。
 動員5千人、投票参加者1.9万人という数字は、初期から見ていた人間としては素直に驚嘆。
 もちろん初回だからってのが大きいと思って、今後もたくさんの人に見続けてもらうには、内も外もこれからも様々な努力が必要だろうけれど、何にせよ良いスタートになって本当に良かった。

 876プロからデビューが決まった3人を、これからも楽しみながら、応援していきたいな。


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