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抱え込まない子育て「受援力」のすすめ

とある双子ママの話。ご近所さんとは挨拶する程度で子どもの面倒を見てもらうなんて考えにも及ばず、困ったときも大変な時も自分でどうにか頑張って子育てしていました。しかし、ある時を境に困った時はご近所さんを頼るようになったそうです。そのきっかけとは?

頼られることで頼れるようになった。

ピンポン!玄関に出ると、ご近所さんが子どもを連れて「ちょっと見ててもらえないかな?」と頼みにきました。上の子を連れて出なければならず、その間預かってほしいとのことでした。双子ママさんは快く引き受けたそうですが、それがきっかけで自分も困ったときに頼みやすくなったと言います。それ以降、お互い様の精神で何かと頼り合い、育児がしやすくなり、困った時や難しい時に頼れる人がいると思えるだけで、気持ちが楽になったそうです。

手と目を借りよう!

同時に二人以上育てる多胎育児はやはりストレスは溜まりやすいと思います。体を休ませた方がよい産褥期(産後)に1日中おむつ替えと授乳、これは想像以上で、身体的・精神的にきつい。2歳のイヤイヤ期も大変。言葉は通じないが自己主張がある2人の相手はつらい。以上の2つはとてもわかりやすストレスなのですが、「これぐらいなら大丈夫」とか、「これぐらいはしなくちゃ」とか、子どものために許容を無意識に広げたり、責任感で無理をしたり、知らず知らずに育児ストレスを溜めがちです。大変なのが予測できる多胎育児こそ、誰かに頼るという子育てを実践したいです。

素直に声をあげる。

神奈川県相模原市の子育て支援ネットワークに登録している個人・団体は66あります。子育てサービス事業をしている民間企業・団体も多いです。できることがあれば手伝いたいって人が多くいるってこと。でもたぶん、これ知れ渡ってないと思う。手伝ってほしい人と手伝ってくれる人がつながっていない、もったいないと思っています。ぜひ、手を借りたい目を借りたいと思ったら「こんなことで困ってます!」「だれが助けてくれませんか?」って声を上げてみてください。その声が伝わって、支援が届いたり、支援が生まれたりするかもしれません。

「受援力」という言葉を知る。

コロナでリアル開催を諦めオンライン開催を検討し始めた時、実行委員会メンバーで改めて多胎育児について考えました。そこで共有したのが「受援力」。私自身は初めて聞く言葉で、聞けば聞くほど「受援力」の必要性を感じました。声をあげよう!と言われても…、そもそも「受援力」ってなに?どうやって発揮するの?誰に発揮すればいいの?って人も多いと思います。私もその一人。まだ「受援力」という言葉自体が浸透していないんです。多胎育児家庭、子育て家庭に「受援力」を知ってもらいたく、今回フェスのテーマのひとつとして「受援力」を掲げました。

専門家、実践者に聞こう!

「受援力」を広めている先生がいます。吉田穂波先生です。産婦人科医であり、6人のお子様のお母様。受援力についての著書があり、受援力の実践者でもあります。今回、子育てにおける「受援力」の発揮の仕方について、講演をお願いしました。快くお引き受けくださり本当に感謝しています。吉田先生のお人柄にも魅力を感じ、ぜひ多くの方に聞いていただければと思っています。

6月5日(土)開催 つながるフェス 午前の部 YouTubeライブ
タイムテーブル10:40頃~
講演「抱え込まない子育て~受援力~のすすめ」
スピーカー 吉田 穂波 先生

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つながるフェス ふたご・みつご and more 初開催となる今回のテーマは「受援力」と「夫婦会議」。午後の部では、ママ&パパのための夫婦会議の始め方講座、ふたご・みつごのパパの部屋(座談会)もあります。現在、参加申込受付中です。★公式ホームページ★からお申込みください。



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