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特定技能を雇用する上で必要な支援”日本語学習の機会の提供”

みなさんこんにちは!今日はテーマにも書いている、外国人に対しての日本語の学習の機会の提供についてお伝えしていきます。

1.日本語学習の機会の提供って何?

2.具体的に何をやったらいいの?

3.つなぐっとの事例

1.日本語学習の機会の提供って何?

特定技能外国人を受け入れるために、受け入れ企業は特定技能外国人に対して、あらかじめ定められた支援をおこなわなくてはなりません。

そのうちの1つが、今回あげている「日本語学習の機会の提供」です。法務省が掲げる特定技能外国人支援に関する運用要領に記載していますので、詳しくはそちらから確認してください。

ざっくりと説明すると、特定技能外国人の子たちが日本という異国できちんと働き問題ない生活を送るために、受け入れ企業として日本語を学習する機会をちゃんと提供しましょうね、という内容です。これは、何か1度きりの支援ではなく、特定技能外国人を雇用している間は、継続的に支援していかなければならないものになります。

2.具体的に何をやったらいいの?

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ちなみに、支援計画書にも記載されていますが、下記のいずれかの方法で受け入れ企業は外国人に対して日本語学習の機会を提供する必要があると書いてあります。

1.日本語教室や日本語教育機関の情報を提供し、必要に応じて入学手続きの補助をする

2・日本語教材や日本語講座の情報を提供し、必要に応じて入手手続きの補助をする

3・1号特定技能外国人と合意の上で企業が日本人教師と契約を結び、日本語講習を提供する

3.つなぐっとの事例

勉強会の様子

つなぐっとでは様々な日本語学習の機会の提供をつくっています。今回はその一部をご紹介。2~3ケ月に1回、日曜日の夜に開催している特定技能外国人合同の日本語勉強会です。

勉強会と言っても堅苦しくなく、みんなでワイワイとコミュニケーションをとりながらおこなっています。先日おこなったのは、「自己紹介」と「他己紹介」をやろう!というもの。Zoomを使い、いくつかの小グループに分かれて互いに自己紹介をして交流を深めた後、全体のグループに戻って1人ひとり、小グループで話したメンバーをとりあげて他己紹介をおこなうというものです。自分のことを伝える自己紹介は割となじみがあっても、相手のことをその場にいる人に伝える「他己紹介」は、相手のことを事前にちゃんと知らないとできません。相手に興味をもつキッカケにもなる、この他己紹介は日本語の勉強としても参加者同士の交流としても使えるコンテンツです。

私たちつなぐっとがお世話をしている企業の方の多くは、多くても1社受け入れている特定技能外国人の数は5名が最大くらいで、だいたい1社1~2名といった感じです。なので、普段なかなか話すことのない、国や所属や年齢を越えたメンバーで集まることで非常に盛り上がりを見せます。

日本語教師を招いて基本となる日本語を学ぶ場もあれば、このような実戦形式の日本語の勉強の機会も必要と考えます。支援のやり方は企業や登録支援機関によってさまざま。目的からぶれなければどんな形であれOKなので、ぜひ各社様々な形で支援をしていただきたいです。それが会社に対するモチベーションのアップにもなり、継続的に雇用できることにもつながると考えます。

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