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忠言は耳に逆らうの談

 コロナウィルスの流行に伴って、緊急事態宣言が出される昨今に、私が所属している会社も重い腰が上がり、つい先日から、社員全員のリモートワークが開始されました。リモートワークと言っても、結局やっていることは会社に行っている時とほとんど変わりません。システムにログインし、状況を分析し、トラブルがあれば対応する。会議の必要があれば会議をする。アクセスする元が会社から、自宅経由となるだけで、リモートだからとは言え仕事内容が大きく変わることがない、そんなお仕事です。なので、個人的にはリモートワークというのは、システムエンジニアは得意な分野であるべきではないかなと思う訳ですが、なんか慣れない。そういうお話です。

 私が行っている会社も例に漏れず、リモートワークが開始されて今日で一週間と少しが経ちました。最初は家で仕事をするという目新しさにトキメキを覚え、「ンモー、俺、頑張っちゃいますよっ!」っていき込んでいた私ですが、一週間も半ばを過ぎたあたりから大分要領を得て、力の抜きどころの様なものが理解出来てきました。しかしこの、「家で仕事をする」という行為は、オンオフの切り替えが殊の外難しくなっていて、気付けば24:00とか、仕事しすぎじゃない?っていう意外な状態が多くなっている事に気が付き始めました。
 仲の良い仕事仲間にも聞いてみると、やはり同じ状況に陥っている人は多く、割と難しいもんだな(何が。という感想。

仕事仲間との会話の中で、リモートワークで気付かされた、良くない点
1. 朝起きたらすぐに仕事が出来るという点
2. お昼ご飯や夜ご飯の時間は却って不規則になるという点
3. 夜がいつ来たのかが気付きにくいという点
4. 誰とも会わない(ミーティングで会話はする)ので、仕事しているという気にならない点
 などなど。なるほど、なるほど。皆んな大体同じ様な生活をしていることが分かりました。

 まだまだ試行錯誤している最中ですが、私が今実践している、家でオンオフを切り替える簡単な手法を少しご紹介します。

1. パジャマで仕事しない

 私は最初の2〜3日、パジャマで仕事していました。パジャマで仕事をしていると、常時オフなのか常時オンなのか、この境目がぐちゃぐちゃになります。割と本気で。家から出ないし、誰も見てないし良いじゃんって私も思ってました。今週になって私はその考え方を改めまして、朝起きたら仕事開始してからでも良いので、一旦普段着に着替えてる様にしました。その日、お昼時や仕事終わった後に外に出ようが出まいが、普段着に着替えるという行為は、意外とオンオフを切り替えるのに最も効果的だった気がします

2. カーテンを開ける

 リモートワークは会社に行く、家に帰るという時間帯が無いため、外の空気を吸うというチャンスがかなり無くなります。外に出れば良いけど、コロナが怖くてあまり外にも出たく無い。家に閉じこもって、パソコンと睨めっこな一日です。カーテンなんて朝から閉め切って、電気付けて仕事をしていると、今が夜なのか昼なのか。わざわざ時計を見ないと分かりません。電気が必要ない時間帯は、電気は付けなくても良い。そんな当たり前の事に、つい先日気付かされました笑

3. 仕事が終わったら、ベランダに出て黄昏る

 会社に出社する。会社から帰宅する。という行為は、どこかでオンオフの切り替えスイッチが入ってるんだなという話です。仕事が終わったら、ベランダに出て10分くらいボーッとしてみてください。外には極力出ない様にはしていますが、ベランダくらいは許されるでしょう。外の空気を吸って、一日が終わったことを体が認識する。こういう一手間は、意外と大事なんだと思います。

 コロナウィルスはまだまだ収まる気配はなく、色んなニュースが日夜飛び交ってますね。いつかまた世界はパンデミック前の状態に戻るのか、はたまた世界は2020年から変わってしまったのか、は分かりません。経済もかなり深刻なダメージを受けているのは間違いないと思います。今年から来年にかけてはあまり良くないニュースが飛び交うことがあると思いますが、気を落とさず、みんなで乗り切っていきましょう。


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